お正月といえばおせち
2012年12月14日
早いもので今年もあと1カ月を切り、もういくつ寝るとお正月。お正月といえばおせち料理。華やかなお祝い料理としても、お正月の保存食としても欠かせない存在ですね。そんなおせち料理のあれこれ、いろいろ調べてみました。

まず由来ですが、もとは奈良・平安時代に季節の変わり目である「節日(せちにち)」に神様にお供えする料理で、お供えした後にそれをいただいて宴を開くという宮中行事が行われていました。お供え料理は「御節供(おせちく)」と呼ばれ、それがいつしか縮まって「おせち」に。
また節日には1月1日の元旦のほか端午(たんご)や七夕(たなばた)などの5節句があり、古くはすべての節日に御節供が登場しましたが、次第に最も重要とされる元旦だけになったとか。こうした風習が江戸時代後期に庶民にも広がり、全国的におせち料理の風習が定着していきました。
また節日には1月1日の元旦のほか端午(たんご)や七夕(たなばた)などの5節句があり、古くはすべての節日に御節供が登場しましたが、次第に最も重要とされる元旦だけになったとか。こうした風習が江戸時代後期に庶民にも広がり、全国的におせち料理の風習が定着していきました。

おせち料理の中味はその年の豊作を祈る料理や武家の祝い膳、新年を祝う庶民の料理などが混ざり合ったものになっています。保存がきくものが多いのは、昔はほとんどの店が正月3が日は営業しなかったことに加え、主婦を家事から解放する、火を使わず火事を出さないようにする、といった狙いもあったようです。
おせち料理はめでたいことを重ねるという願いを込めて重箱に詰めます。基本は四段重ねで、上から順に一の重、二の重、三の重、与の重。四段目の重を「四の重」とは言わないのは「四」が「死」を連想させ、縁起が悪いとされているからです。どこに何を詰めるかは調べてみても家庭により、地方により様々なようです。
では個々のおせち料理と、そこに込められた意味を紹介しましょう。
