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除雪のあれこれ

2012年11月9日
 山形の冬といえば雪はつきもの。雪で思い出されるのが去年の記録的な豪雪。雪下ろし、雪かき、除雪と県内は大わらわでしたね。そこで除雪のあれこれ、編集長に聞いてみました。
除雪のあれこれ

去年は大変でしたね。

 去年は記録的豪雪

 「も~勘弁してって感じだったね。俺の家はアパートの3階だから雪下ろしの必要はなかったけど、家にも会社にも駐車場に屋根がないから車が雪に埋まっちゃってさ。何度も何度も車の雪おろしやらされて身も心もグッタリ(苦笑)」
 
 やまコミも大出費

 「あと辟易(へきえき)したのが会社の駐車場スペースの除雪。ここはお隣のアルソックさん、目の前のお好み焼きの道とん堀さんとの共有で、トータル10回以上の除雪費用は面積割りで負担したんだけど、隣と前は本社が別の親方日の丸じゃん。こっちは負担が重くてヘロヘロ(苦笑)」

除雪で行政の支出も膨らんだとか。

 除雪費用・過去最高に

 「山形市の場合、去年かかった除雪費は例年の3倍の10億3000万円で過去最高。当初予算の3億5000万円を1月中に早々と使い切り、あとは補正で対応した」
 「山形市はまだいい方で、米沢市は14億2000万円、鶴岡市は13億円かかった。これら県内市町村の除雪費の合計はなんと114億円! 記録的な豪雪だった2005年の95億円を上回って過去最高だった」
 「雪が降らなきゃ不要な費用なんだから雪国のハンデを痛感するよね。スキーやボード、蔵王の樹氷観光なんかで県外客がそれだけ県内にお金を落としてくれれば別だけど、ケタが違うしね」

除雪のあれこれ

除雪って市町村がやるんですか?

 除雪=道路除雪

 「そう思ってる人が少なくないんだけど、一般的に除雪と言えば道路除雪のこと。道路には基本的に市道、県道、国道があるだろ。市道を管理するのは市、県道は県、国道の管理は国だ。市、県、国はそれぞれが管理する道路の除雪を担当するんだ」

じゃあ、市や県や国の職員が実際に除雪作業をするんですか?

 作業は委託業者が担当

 「市は一部職員もやるけど大半は業者への委託。業者の数は102社で保有する除雪車は281台。県と国土交通省山形河川国道事務所は完全に業者への委託で、県は46社・576台、国道事務所は12社・170台で除雪にあたる」
 「出動基準はそれぞれ違うんだけど、だいたい積雪5~10センチを目安にしているようだ」

山形市って除雪がヘタだって聞いたことがあります。

 山形市の道路は除雪ヘタ?

 「市外から来た人はたいがい言うよね(苦笑)。両側に積んだ雪が道幅を狭くするケースはまだしも、路面のデコボコがあっちこっちにあったりする。で、市の道路はすべて市が除雪してると思ってる人が多いからクレームは市に殺到するらしい。だけどさっきも言ったように市内には県道も国道もあって、しかもみんなヘタ(苦笑)」

除雪で積み上がった雪が家の前をふさいで出られないこともありました。

 山形市、排雪機動的に

 「去年はそのクレームも多かったみたい。基本的に除雪は道路の雪を除くことで、その後の排雪までは想定していないんだけど、山形市の場合、去年までは町内会長の要請があれば1町内1回だけは排雪を行ってた」
 「でも去年の反省からそれでは不十分ということで、今年からはバス路線や通学路も状況を見て排雪するんだって」
 「市内の排雪場は椹沢の須川右岸と黒沢の須川左岸。去年はこの2カ所じゃ足りなくて新たに2カ所を加えたけど、今年はどうなるんだろうね」