徹底して山形に密着したフリーペーパー

山形トヨタ自動車 社長 鈴木 吉徳さん

2012年11月9日
鈴木 吉徳(すずき・よしのり) 1962年(昭和37年)山形市生まれ。山形東高から一橋大商卒後、商工組合中央金庫(商工中金)入社。盛岡支店などを経て92年に退社、家業の山形トヨタ取締役就任。この間、慶大大学院でMBA(経営学修士)を取得し、95年から現職。県自動車販売店協会連合会(自販連)会長なども務める。50歳。
山形トヨタ自動車 社長 鈴木 吉徳さん

価値ある車を価値ある価格で
   不当廉売を排して接客勝負――

――トヨタ系の正規ディーラーって4社ですよね。
 「うちとトヨタカローラ山形、ネッツトヨタ山形、山形トヨペットがあります」
 
トヨタ系販社の本家

――扱う車種が違う?
 「基本そうです。うちで扱うのはクラウンとかランドクルーザーとか価格帯が高めの車種が多い。最近は高級車がなかなか売れないから販売台数だとどうしても他3社にかなわない。年間の売上高でもうちが負けてるのかな」 
――でも山形トヨタが本家なんでしょ。
 「山形交通(現ヤマコー)の設立にも携わった祖父の吉助が創業したのが昭和21年で4社の中では1番古いです。カローラとネッツのオーナー家はどちらも親戚筋で、うちから移籍していった人間も多い。その意味で業界を牽引してきた面はありますね」
――4社の仲って?
 「いちおうライバルになりますから微妙なところもあります(苦笑)」 

高級車が売れない時代
  
――業界を取り巻く環境はどうなんですか。
 「震災復興やエコカー補助金などに支えられてきましたが、やはり不景気の影響で厳しい。軽を除く登録車の全国販売台数はピークの600万台から今年は350万台になりそうです」
 「うちも今年は2000台ぐらい。ピーク時は4000台売っていたのでざっと半分ですわ」
 「じゃあ車が減った分を何で補うかというと、車検だったり、ローンや保険の取り扱いだったり、中古車の販売だったり。このあたりが企業努力の余地があるところで、売上高90億円のうち約半分が車検、ローンや保険、中古車です」
 
顧客満足度を高めたい

 「車種の制約があるから売上高でナンバーワンになるのは無理なので目標は顧客満足度に置いています。社員教育を徹底して接客の質やアフターフォローの質を高めていきたい。高級車のお客様の要求は大衆車より厳しくなりますが、それでも顧客満足度で業界1を目指したいですね」
 
業界団体、PTAの長も

――若いのに業界団体の自販連のトップもされてるのね。
 「お鉢がまわってきたのでやむなく」
――ほとんど初対面ですけど、家柄も経歴もスゴいのに気さくだから担がれるんだろうな。
 「去年は附属小学校のPTA会長も務めさせてもらいました。今年は子どもが上がったので中学の副会長ですわ(笑)」