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日本の伝統行事 子供の成長を祝う七五三

2012年10月12日
 3歳、5歳、7歳のお子さんをお持ちの親御さんにとって10月から11月にかけての大事なイベントといえば「七五三」。でも20~30代の若いお父さん、お母さんの中には七五三の謂(いわ)れ等々、ご存知ない方も多いのでは?
日本の伝統行事 子供の成長を祝う七五三

 そもそも七五三とは3歳と5歳の男の子、3歳と7歳の女の子の成長を祝う行事で、11月15日に神社や寺院に詣でて成長に感謝しつつ、将来の幸せを祈願する行事です。

 古くは平安時代、栄養面や衛生面、医療面も今のように行き届かなかったこともあって順調に成長する子供たちは幸運とされました。そこで公家や武家の社会では、左のような儀式を行ってその成長を祝ったそうです。
 江戸中期、江戸の町で呉服店がこれらの3つの儀式を喧伝(けんでん)し、11月15日に七五三詣でとして神社や寺院に参詣する風習を定着させたことが始まりとされます。

 なぜ11月15日なのかは諸説ありますが、天和元年(1681年)11月15日、徳川5代将軍綱吉の長男で館林城主だった徳松の健康を祈願したのがこの日だったという説が有力です。

日本の伝統行事 子供の成長を祝う七五三

 その風習が明治、大正、昭和、平成へと引き継がれていくわけですが、現在は神社や寺院でお祓いを受けて祝詞をあげてもらう場合と、ただ参拝して祈願する場合とがあるようです。日にちも11月15日にはこだわらず山形では1カ月ほど繰り上げるケースが増えています。

 またかつては生まれた年を1歳として計算する「数え年」で行われていましたが、現在は生まれた翌年の誕生日を1歳とする「満年齢」で行う場合が大半とか。 

 七五三に欠かせない縁起物が千歳飴。江戸時代に七五三詣でが始まったころに浅草の飴売り七兵衛が売り出したのが発祥とされます。鶴や亀、松竹梅といった縁起がいい図案が描かれた袋に入っているのが特徴です。

日本の伝統行事 子供の成長を祝う七五三

 若いお父さん、お母さんの中には神社や寺院は文字通り「敷居が高い」と感じている人も少なくないはず。以下に簡単な式次第を紹介しておきましょう。

日本の伝統行事 子供の成長を祝う七五三