徹底して山形に密着したフリーペーパー

県内初の「シニア野菜ソムリエ」グリーンショップはらだ社長代理 山口美香さん

2012年9月28日
山口美香(やまぐち・みか) 1971年(昭和46年)東京都足立区生まれ。東京で会社勤めをしていた父親がUターンして青果商「グリーンショップはらだ」を創業するのに伴い5歳で山形市に移り住み、上山高校(現在の上山明新館高校)卒業後、地元銀行などを経て93年家業に。2008年に日本野菜ソムリエ協会(東京)が認定する「ジュニア野菜ソムリエ(初級)」、09年「野菜ソムリエ(中級)」、今年7月に県内初となる「シニア野菜ソムリエ(上級)」に合格。40歳。
県内初の「シニア野菜ソムリエ」グリーンショップはらだ社長代理 山口美香さん

やまがたの野菜の魅力
    どんどん発信していきたい――

――「はらだ」ってお父さんが脱サラで始めたって知りませんでした。
 
小学生からレジ打ち

 「父の出身は中山で地元の高校を出て東京の会社に就職し、Uターンで山形に戻ったのが40歳前。いろんな仕事を経て野菜の行商からはじめたと聞いています」
――それが今や…。 
 「ここ(元木)と十字屋の地下、銅町に売り場があって、上山ではスーパーもやってます」
――スーパーって、肉や魚、惣菜なんかは誰がやってるんですか?
 「魚以外は自社です。やはり青果のテナント営業だけじゃ物足りないらしく、以前から『自前の店を持つのが夢』って言ってましたから」
――そんなお父さんの背中を見て育ったわけね。
 「小学生のころから店番と称してレジに座らされてましたね」
 
ソムリエになりたい!
 
――「野菜ソムリエ」の話を聞かなきゃ。
 「野菜ソムリエは野菜の種類、食べ方、栄養などの知識を習得して伝えるのが目的の資格です。私は最初、そんなの知らなくて、ある人から『東京に野菜ソムリエがいる青果店があるんだよ』って教えられたんですね」
 「それで上京してソムリエの人に話を伺ったところ、その知識や説得力にビックリ。山形で私もなりたいと思ったことが(ソムリエを目指す)きっかけでした」
 
初挑戦で合格

――で、初級、中級を経て晴れて上級へと。
 「初級~中級は仙台の学校に通って勉強しました。県内で初級は196人、中級は6人います」 「上級に合格するには何度も受験するのが当たり前と聞いていたし、大学も出てない私にはおこがましいと躊躇していたのですが、おかげさまで今年、初挑戦で合格できました」
――何だったのかしらね、決め手って。
 「そもそも野菜ソムリエの定義って初級は『野菜が好きなこと』、中級は『野菜の魅力を伝えられること』、そして上級は『野菜を通じて社会に貢献できること』。知識が求められる初~中級と違って、上級は事業化を視野に入れる必要があるんですね」
――事業化って?
 
在来野菜の普及が目標
 
 「私が訴えたのは在来野菜の普及でした。山形には宝谷カブ、民田ナス、金谷ゴボウなど在来野菜が多く、これらを商業ルートに乗せることで昔からの農家や農業を守っていきたいと」
――その思いが協会に届いたわけですね。