徹底して山形に密着したフリーペーパー

辻フラスクール代表 辻エイ子さん

2012年9月14日
辻エイ子(つじ・えいこ) 1956年(昭和31年)福島県郡山市生まれ。県立安積女子高(現在の安積黎明高)卒業後、米ユタ州が本校のブリガムヤング大学ハワイ校へ。ハワイで2年、ユタで3年半の留学生活を経て帰国、郡山市でフラダンスを教えるようになり、94年には山形市にも「Hula Honi Ke Aloha(辻フラスクール)」を開校。仙台市にも教室があり、福島、山形、宮城で生徒数は延べ1000人に及ぶ。56歳。
辻フラスクール代表 辻エイ子さん

フラダンスの基本は笑顔
  フラで被災者に笑顔を――

――フラダンス教室って何件もあるんですか?
 「山形市周辺だけで10はありますね」
 
市内では1番の老舗

――どうして山形で?
 「山形市のハワイアンバンド『ホアヘレ』のメンバーから『市内でフラダンスを教える人がいないから』ってお願いされたのがきっかけ。だから古いです(笑)山形には月2回、郡山から車で通ってます」
――生徒さんが1000人って凄いですね。
 「私が教えた生徒さんたちがインストラクターとして各地で頑張ってくれてるから。それに私が留学していてハワイとのパイプが太いのが他の教室にはないうちの特徴ですね」
 「留学した理由? 小さい時から英語が好きで本場で学ぼうと。でもバイト先のポリネシア文化センターでフラダンスと出会って人生が変わりました(笑)」
――さっき言われたハワイとのパイプって大事なんですか?
 
意外に厳しい世界

 「大事、大事。今でも2カ月に1回は行って最新事情を勉強してこないと旧態依然としたものになっちゃう。衣装だってそうだし、どんどん新しい曲だって出てくるし」
――へ~え、皆さん気軽にフラフラやってるだけかと…(苦笑)
 「ハハハ、意外に厳しい世界なのよ」
――被災者支援もされてると伺いました。
 「震災直後に被災地を巡って慰問公演もやりましたけど、もっと地に足のついた支援活動はできないものか、私たちでお手伝いできるものはないかと、そんなことを去年暮れから考えるようになったのね」
 
被災者に無料体験

 「それで山形に避難している福島の人が大勢いらっしゃるでしょ、そういう人たちにフラダンスを無料体験してもらおうと6月から始めました」
 「避難者の多くは放射線のわが子への影響を心配する若いお母さん。慣れない土地での母子家庭生活でストレスがたまって鬱になる人も。そんな人たちをフラダンスで力づけてあげたい」
 「フラダンスってホラ、笑顔で踊るのが基本でしょ。笑顔を忘れていた人が頑張って笑顔をつくって練習していくうち、自然な笑顔を取り戻してもらえれば嬉しい」
 
山形テルサで発表会

 「そんな彼女たちのうち10人が10月27日に山形テルサで半年間の成果を披露します。彼女たちの『笑顔』をぜひ見てあげてください」