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日通マイホーム8月末で閉店/24年の歴史に幕へ

2012年8月24日
 上山市矢来の食品ディスカウントストア「日通マイホーム」が8月31日で閉店する。平成元年の営業開始以来、食品スーパーが少ない上山市で地元客を中心に親しまれてきたが、ここ数年は山形市南部の商業施設に客足を奪われていたほか、ヨークベニマル(郡山市)を核にした「ヨークタウン上山」のオープンが10月末に迫ったことで苦渋の決断を迫られた格好。
日通マイホーム8月末で閉店/24年の歴史に幕へ

ベニマル進出 上山に激震

 同店を運営しているのはLPガスや灯油の販売も手掛ける上山日通販売(上山市河崎)で、同店閉鎖後も本社で一部食品の販売は続ける予定。ただ同店の従業員12人のうち10人の雇用は継続しないという。
 上山市は食品スーパーをはじめ大型の商業施設が少なく、市民1人当たりの売り場面積は0・76平方メートルと県内13市で最低。その上山市で同店は数少ない食品ディスカウント店として親しまれピーク時には6億円の売上高を計上していた。 
 逆風にさらされるようになったのは山形市南部の成沢にヤマザワとヨークベニマル、吉原にイオンが進出した2000年以降。市内の買い物客の多くが山形市南部に流れ、思うような売上高や利益が出せなくなったという。
 最終的に閉店に踏み切ったのは同市仙石地区にオープンするヨークタウンの存在。同店の責任者は「ヨークタウンができれば3~4割の売り上げダウンは避けられず、赤字になるのは目に見えている」と苦しい心情を吐露している。