徹底して山形に密着したフリーペーパー

日本PTA全国協議会会長 武田 岳彦さん

2012年8月10日
武田 岳彦(たけだ・たけひこ) 1962年(昭和37年)最上町生まれ。日大山形高卒業後、5年間の海上自衛隊勤務を経て山形にUターン。地元の建設会社に勤めた後、老舗の北庄武田酒店に婿入りし2010年から社長。1男2女の父で、山形3小と5中のPTA会長、市や県のPTA連合会会長を歴任し、11年に日本PTA全国協議会副会長に就任、今年6月から現職。49歳。
日本PTA全国協議会会長 武田 岳彦さん

山形から初の全国協議会会長
   「言葉の重みにこだわりたい」

――PTA全国組織のトップが山形から出るのは初めてだとか。
 
少子化の影響を痛感

 「私がということではなく、諸先輩方の地道な活動が認められたということだと思います」
――ボクも東京で子育てしましたけど、PTA活動なんて全くしなかった(苦笑)
 「確かに組織率は全国的に低下してます。参加できるのはどうしても時間に融通がきく仕事の人に偏ってしまう」
 「でも(PTA活動は)子育ての延長だと思います。私の場合は長女が3小に入学して以来だから16年。昨年からは被災地の子ども達の支援にも取り組んでいます」
――この間の変化ってあります?
 「言い尽くされていますが少子化で子どもの数が減っている。山形市だとさほど実感はないですが、周辺に行けば行くほど少子化は著しく、必然的に学校の統廃合が加速度的に進んでいます」
 「少子化に伴い親の意識も変わってきてます。子どもを可愛がる気持ちが先に立ち、自分たちの権利を主張する。だから学校もPTAも昔のようなおおらかなムードがなくなりつつありますね」
 
3つの「間」がない

――モンスターペアレントってやつ?
 「増えてますね、ただモンスターみたいな親御さんたちもキチンと話し合えば納得し合えると思いますけどね」
 「今の子どもたちの問題は3つの『間』がないことだと言われます。塾や習いごとに追われて『時間』がない、時間がないから『仲間』もできない、そして地域の中に子どもが自由に遊べる『空間』もない」
 
大津のいじめ事件

 「こうした悪循環をどこかで断ち切らないと日本がおかしくなってしまうという危機感がある」
――滋賀県大津市で男子生徒が自殺、いじめが原因とみられています。
 「いじめは人間が病気になることと同じで特効薬はないと思う。だけど病気になりにくいような体質改善はできるはず。学校とPTAと地域が緊密に連携し、いじめが起きても適切に対処できる免疫力をつけていきたいですね」
 
教育レベル高い山形

――ボクはPTA活動には無縁で、でも山形の教育熱の高さにビックリして…。山形から全国のトップに立って、いわゆる都市部と称される連中ってレベル低いでしょ。
 「彼らの口から出る言葉は、確かに軽い感じがしますね」