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あなたの目 健康ですか?/(52)眼外傷にご注意!

2012年7月13日
 間もなく梅雨も明け、屋外での活動も増えてくる季節。こういう時期には「眼外傷(がいがんしょう」)」にも注意が必要です。

多い農作業とスポーツ

 眼外傷とは文字通り眼球などが外部の力によって損傷を受ける症状です。ケースは様々ですが、山形の場合は特に草刈り作業中などに生じる眼内異物、スポーツでの鈍的外傷が要注意です。

あなたの目 健康ですか?/(52)眼外傷にご注意!

金属が欠けて目に!

 草刈り作業中に草刈り機の刃が石など硬いものにぶつかって欠け、その破片が目に飛び込んでくることがあります。それが眼内異物。「まさかそんなことが」と思われるかもしれませんが、実は毎年のように起こっているのです。
 破片が入ったという認識がなくても作業中に急に目の痛みが生じたり、充血したり、見にくくなったりした場合は要注意。熱い涙が出る場合はより注意が必要です。異物による眼球穿孔(せんこう)が生じると眼内液が外に漏れ熱い涙が出るのです。
 
何より予防が大事

 作業中目に違和感を感じたらすぐに眼科を受診して下さい。草刈り作業以外にも金属をハンマーでたたいて加工している際にも生じることがあります。何より大切なことは予防ですので、草刈りや金属加工などの作業の際には防御眼鏡をすることです。

スポーツで出血なども

 スポーツでの受傷も増えてきます。ボールなどによる鈍的外傷が多く、場合によっては目の中に出血などの異常が生じることもあります。そんな時は自分で判断せず直ちに眼科医に診断してもらいましょう。
 近年はスポーツビジョンという言葉が使われるようになりました。スポーツに必要とされる様々な視覚能力のことで、スポーツビジョンを高めれば競技成績の向上につながると同時に外傷などの危険回避にもなります。


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院長 高橋 義徳
プロフィール

(たかはし よしのり)1990年(平成2年)山形大学医学部卒業後、同大学眼科講師、ウプサラ大学留学を経て2007年10月に金井たかはし眼科を開院。日本眼科学会専門医。山形県眼科医会理事。