徹底して山形に密着したフリーペーパー

NPO山形県喫煙問題研究会会長 大竹 修一さん

2012年4月13日
大竹 修一(おおたけ・しゅういち) 1958年(昭和33年)朝日町生まれ。山形東高から東北大医学部に進み、84年に卒業後、東北大病院、山大医学部附属病院を経て94年に東北中病院へ(いずれも放射線科)。現在は同病院放射線科部長。県禁煙問題研究会会長のほか、県医師会禁煙推進委員会委員、日本禁煙推進医師歯科医師連盟理事なども務める。54歳。
NPO山形県喫煙問題研究会会長 大竹 修一さん

喫煙者はニコチン依存症
  「吸わされている」のです――

――同い年ですね。
 「編集長はタバコは吸われます?」
――20歳から吸い始めて、禁煙は何度か試みたんですけど…(苦笑) 
 
喫煙者の肺に衝撃

 「禁煙推進運動を始めたきっかけは97年にCTを使った肺がんドックを始めたところ、喫煙者と非喫煙者の肺があまりに違うことにビックリしたことでした」
 「長期的に喫煙してる人の肺にはほとんどCOPD(肺気腫)であることを示す穴があります。喫煙と肺がんの関係は知られていますが、肺気腫も進行すると肺の機能が失われ、最後は死に至る場合も多い」
――……。
 「肺がんや肺気腫だけじゃなく、食道がん、喉頭がんもみんなタバコ病なんですよ」
――エ~! し、知らなかった。  
 「それが分かっていながら川下で喫煙患者と向き合うだけというのはツラい。元凶のタバコを川上で断つ活動をしようと98年から禁煙外来を始め、同じ思いを持つ仲間と2000年に喫煙問題研究会を結成しました」
――研究会では具体的にどんな活動を?
 
最初の1本吸わせない

 「禁煙運動は『最初の1本を吸わせない』ことが大切です。だから小学校に出向いてタバコの害を訴える『防煙教室』を開いたり、DVDやパンフレットを作って全国の小学校に配ったり」
 「行政や交通機関、企業などへの禁煙化の要請も。先だっても知事に受動喫煙防止条例の早期制定を求める要望書を提出してきました」
――やめなきゃとは思ってるんですが…。
 
有毒ガス吐く喫煙者

 「これ、スモーカライザーっていう測定器なんですけど、ここに息を吹きかけてみて。そうそう。ホラ、赤ランプが点滅して警報音が鳴ってる。数値は14ppm!」
――この数値って?
 「息に含まれる一酸化炭素の数値。一酸化炭素は有毒ガスで、法律が定める大気中の汚染濃度の上限は10ppmです」
――つまりボクは基準値を超える有毒ガスを吐き散らかしていると…。
 「そういうことになりますね(苦笑)。効果的な飲み薬も出てますからぜひ禁煙治療を」
――先生は昔から?
 
やめればツルツル肌に

 「若い時にちょっと試したぐらい。吸いません」
――同い年なのに、顔の肌なんかボクと違ってツルツルですもんねえ。
 「頭もツルツルですけどね(笑)」