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村田先生の消化器系のお話/C型急性肝炎

2012年3月23日
 C型急性肝炎はC型肝炎ウイルスに感染している人の血液が体内に入ることで感染し、国内に200万人の感染者がいます。
村田先生の消化器系のお話/C型急性肝炎

感染すると全身に倦怠感

 C型肝炎ウイルスが体内に入ると、平均45日の潜伏期のあとに全身に倦怠症状があらわれます。 その後、比較的ゆっくりとですが、食欲不振、嘔気(おうき)、嘔吐(おうと)、右季肋部痛(みぎきろくぶつう)、腹部膨満感(ぼうまんかん)などがあらわれ、場合によっては黄疸(おうだん)が出現することもあります。
 ただA型急性肝炎、B型急性肝炎など他の急性肝炎と比較すると症状は軽症なことが多いようです。
 
診断は採血で判明

 診断ですが、採血して血液中にC型肝炎ウイルスが存在するかどうかを判別します。GOT・GPTといった値も肝臓の障害の程度を反映して高くなります。
 A型急性肝炎やB型急性肝炎の場合はGOT・GPTの値は時には2000以上になることもありますが、C型急性肝炎の場合は1000以下の場合がほとんどです。
 
大半は入院の必要なし

 急性肝炎の症状が強い時には入院を必要とする事もありますが、通常ならそこまでの必要はありません。症状が軽快するまでは安静にすることが最も大切です。

インターフェロン治療も
 
 A型急性肝炎は慢性化せず、B型急性肝炎は大半が急性肝炎で治癒するのに対し、C型急性肝炎は60~70%で慢性化します。慢性化が疑われる場合にはインターフェロンによる治療も行われます。


村田先生の消化器系のお話/C型急性肝炎
村田先生の消化器系のお話/B型慢性肝炎
院長 村田 光太郎
プロフィール

(むらた・こうたろう) 1963年上山市生まれ。山形東高から山形大医学部へ。卒業後、山大病院、東北中央病院、県立中央病院、寒河江市立病院などを経て2009年4月に山形市十日町で村田内科医院を開院。