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<荒井幸博のシネマつれづれ> 正月映画が続々公開

2011年12月23日
山形発ドキュメンタリー

 今年も正月映画の公開が始まった。

洋画の目玉は…

 洋画ではスピルバーグ監督「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」、ヒュー・ジャックマン主演「リアル・スティール」、トム・クルーズ主演「ミッション・インポッシブル」…。

<荒井幸博のシネマつれづれ> 正月映画が続々公開

邦画も多彩な作品が
 
 邦画はアニメ「映画けいおん!」、本欄でも紹介した「RAIL WAYS 愛を伝えられない大人たちへ」が健闘中で、このあと「源氏物語 千年の謎」「friends もののけ島のナキ」もヒット。「ワイルド7」「劇場版イナズマイレブンGO 究極の絆 グリフォン」そして「聯合艦隊司令長官 山本五十六」とバラエティに富んだ娯楽作品が続く。
 
鶴岡出身の渡辺監督作品

 そんな中、在来作物にスポットを当てたドキュメンタリー映画「よみがえりのレシピ」が鶴岡まちなかキネマで12月28日から1月9日まで上映される。鶴岡市出身の渡辺智史監督作品。
 同作品は11月に2週間上映、口コミで評判を呼んで12月2日まで1週間延長したが、それでも足りないということでのアンコール上映。その観客動員力には舌を巻く。
 ドキュメンタリー映画といえば、新庄市出身の大宮浩一監督の「無常素描」が12月17日に新庄市民プラザで上映された。東日本大震災発生の49日後から1週間被災地でカメラを廻したもの。

新庄出身の大宮監督作品

 ナレーションや音楽は排除、延々と続く瓦礫の山を映し、ところどころで被災者にマイクを向ける。大津波で壊滅的被害を受けたにもかかわらず「それでも海が好き。キラキラ光ってきれいなんだもん」と語る女子高生の輝く瞳が印象に残る。
          ◇
 山形県出身の2人の映画監督が秀逸なドキュメンタリー映画を世界に発表したことが嬉しい。


<荒井幸博のシネマつれづれ> 正月映画が続々公開
荒井幸博(あらい・ゆきひろ)

1957年、山形市生まれ。シネマ・パーソナリティーとして数多くの地元メディアで活躍、映画ファンのすそ野拡大に奮闘中。