徹底して山形に密着したフリーペーパー

山形丸魚 社長 矢野 秀弥 さん

2011年12月23日
矢野 秀弥(やの・ひでや) 1952年(昭和27年)山形市生まれ。山形東高から慶応大経済学部に進み、76年卒業後、岩手の小売り会社を経て80年に家業の山形丸魚入社。常務、専務を経て2006年に社長就任。07年からは山形商工会議所副会頭も務める。59歳。山形丸魚は水産物卸商としては県内最大で年間売上高は約240億円。
山形丸魚 社長 矢野 秀弥 さん

「魚を食べると頭が良くなる」
   医学的にも証明されてます――

――もうすぐお正月で、お正月の食材といえば魚、魚といえば山形では丸魚さんだと。
 「でもみんな魚食べなくなってるんだよなあ」
――はあ。
 
潜在需要あるのに…

 「魚には頭が良くなって健康にもいいDHAやEPAが含まれているのはみんな分かっていて、親も子どもに食べさせたいと思ってるはずなんだけど、それが需要に結びついてないのよね」
――何でですかね。
 「まず魚をさばけない人が増えてるよね。それを補うために我々が加工したり、いろんな料理法を提案すべきなんだけど…。あと臭いやゴミの問題もあるし、だいいち肉と比べて高いもんね」
――やっぱ高いですか。
 「肉は人工的に生産を増やせるけど、魚の生産管理は難しい。昭和46年と今の魚の値段って同じなのよ。結局は魚が高いというよりも肉が安くなってるんだな」
 「供給だけじゃなくて、さっき魚を食べなくなったって言ったけど世界的には寿司ブーム。限られた魚資源を世界中で取り合っていることも安くならない原因だね」
 
世界では寿司ブーム

――「築地のマグロのセリで香港の業者が最高値で落札」なんてニュースが流れますもんね。
 「ただマグロは品質管理が難しく、世界で人気なのはサケ。昔は天然のサケは寄生虫がいて生で食べられなかったんだけど、今は養殖物が増えて虫の心配もないからね」
――年内の値段の見通しなんですけど?
 
年内は価格安定か

 「魚種で違うけど、総じて水揚げは順調で値段も安定しそうです」
――正月の魚は関東ではサケ、関西はブリですけど、山形では?
 「タラかなあ。棒ダラとか干しカスベを戻したやつとかも。昔はコイも多かったね」
――さっきマグロの品質管理の話がでましたけど、お寿司屋さん選びのポイントも…。
 「やっぱりマグロ。マグロをみれば店のレベルがわかりますね」
――とにかく寿司ネタはマグロだと。
 「個人的に1番好きなのはツブ貝なんだけどね」
――・・・・・(苦笑)
 「昔は食えなかったのよ、北海道行かないと」
――苦手なのあります?
 
実はホヤが苦手

 「ホヤが食えねんだよな、残念ながら」
――あっ、ホヤはボクもダメなんですよ。
 「売ってはいるんだけどね、美味しいですよとか言いながら(苦笑)」