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あなたの目 健康ですか?/(45)ドライアイのおさらい

 冬になると増えてくるのがドライアイ。ドライアイについてはこれまでにも何度かお話ししましたが、皆様からのご要望にお答えして改めて解説しておきましょう。

空気の乾燥が大敵

 ドライアイの原因は加齢、性別、内服薬など様々ですが、この時期になると増えてくるのは暖房の影響によるものとみられます。
 暖房(冷房もですが)いわゆる空調は空気が乾燥するため目の表面から水分(つまり涙ですね)の蒸発が多くなり、ドライアイ症状を呈するようになるのです。特に空気そのものが乾燥している冬場はより症状が強くなります。

あなたの目 健康ですか?/(45)ドライアイのおさらい

新素材のコンタクト

 コンタクトレンズもドライアイの原因になります。特にソフトコンタクトレンズが症状を強くするとされてきましたが、最近はシリコーンハイドロゲルという新素材のコンタクトレンズが増えています。この素材は酸素透過性が高いほか、ドライアイになりにくいという特徴があります。
 
VDT作業は休憩必要

 ドライアイの原因にはパソコン操作などVDT作業もあります。パソコン画面に集中していると瞬きが減り、その結果、目の表面から涙の蒸発量が増えて症状が出やすくなります。
 またVDT作業の場所はオフィスなど空調が効いて乾燥している場合が多いので、この面からもドライアイになりやすくなります。作業時間が長くなるほど症状が出やすくなるので、少なくとも1時間に1度は小休止をとるようにしましょう。
 
セルフケアで限界も

 暖房、コンタクトレンズ、VDT作業などではいずれも水分の蒸発が増えることでドライアイを引き起こします。加湿器を置いたり人工涙液の点眼回数を増やしたりする工夫が必要ですが、十分でないこともあります。セルフケアで症状が改善しない場合は眼科専門医にご相談ください。


あなたの目 健康ですか?/(45)ドライアイのおさらい

高橋 義徳(たかはし・よしのり)

1990年(平成2年)山形大学医学部卒業後、同大学眼科講師、ウプサラ大学留学を経て2007年10月に金井たかはし眼科を開院。日本眼科学会専門医。山形県眼科医会理事。山形県アイバンク理事。