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ようこ先生のごきげんライフのすすめ/美しい肌のために(下)

2011年11月25日
 皮膚のもっとも外側にあり、厚さ1ミリにも満たない表皮が肌の滑らかさや潤いを左右します。
表皮が左右します
 
 表皮は約4~6週間のサイクルで徐々に入れ替わります(ターンオーバー)。表皮の底にある角化細胞が分裂増殖して形を変えながら次第に表面に押し上げられ、やがて核を失い扁平で増殖できない細胞へと変化します。これらの細胞が10~20層に積み重なって角層を形成するのです。
ようこ先生のごきげんライフのすすめ/美しい肌のために(下)

角層の保湿・バリア機能

 角層の細胞間には分泌されたセラミドやコレステロールなどの細胞間脂質が詰まっているため、水分が蒸発しにくいという保湿機能のほか、微生物や有毒物質が侵入しにくいというバリア機能もあります。
 また細胞内にはアミノ酸を中心とした天然保湿因子があり、水分をしっかり留めておくことができます。角層は機能が低下して役目を終えると酵素の働きで接着部位が溶かされ、最上層から剥がれ落ちて垢になります。
 
大切なターンオーバー

 表皮のターンオーバーが乱れると十分な保湿機能を備えた角層が作れなかったり、機能が落ちた角層がいつまでも剥がれなかったりします。すると肌がザラついたり、カサカサと乾燥してしまうのです。
 
そのための食生活は?

 ターンオーバーをスムーズにするには細胞の基本材料であるたんぱく質はもちろん、細胞分裂に欠かせない亜鉛、細胞が正しく変化していくために必要なビタミンAもしっかり摂りましょう。細胞間脂質のために良質な脂質を摂取することもお忘れなく。
 
化粧落としも忘れずに

 また、ターンオーバーは午後10時ごろから午前2時ごろに活発になります。この時間帯はお化粧を落としてしっかりと寝ることも大切です。


ようこ先生のごきげんライフのすすめ/美しい肌のために(下)

深瀬 洋子(ふかせ・ようこ)

1984年山形大学医学部卒業、山形大学大学院医学研究科修了。医学博士。山形大学第二内科、山形県結核成人病予防協会、東北中央病院勤務を経て2009年9月「十日町ようこクリニック」開業。内科学会総合内科専門医、日本消化器病学会専門医など。