徹底して山形に密着したフリーペーパー

スノーボード・アルペン ナショナルチーム日本代表 斯波 正樹 選手

2011年11月11日
斯波正樹(しば・まさき) 1986年(昭和61年)東京都生まれ。Uターンした両親とともに9歳の時に蔵王温泉に移り住みスノーボードを始める。蔵王一中時代にジュニア世界選手権で優勝して五輪を志し、山形南高校卒業後の2005年にカナダ留学。バンクーバー五輪代表の座は最終選考で逃すが、現在は各国で開催されるワールドカップ(W杯)を転戦して14年のソチ五輪出場を見据える。25歳。
スノーボード・アルペン ナショナルチーム日本代表 斯波 正樹 選手

3年後のソチ五輪に照準
    平常心の滑りを心がけます――

――国内では「敵なし」と聞いたけど。
 
W杯で世界を転戦

 「日本代表としてW杯など国際大会に参戦してます。年間10戦のW杯は50選手がタイムを競いますが、昨季の初戦11位、総合の30位は日本男子の最高でした」
 「今季のW杯では決勝に進出できる16位以内に安定して入れるようにしたい。タイムも伸びて手ごたえはあります。目標は表彰台ですね」
――そして五輪!
 「レース前の公開練習で世界トップレベルの選手と同じぐらいのタイムを出したこともあり、技術的には大差ないと思ってます。課題は練習での滑りができるようになることですね」
 「本番だとついつい気持ちが先走って、板に力をかけるタイミングが早まったり…。平常心を失わず、気持ちをコントロールできるよう心がけてます」
――蔵王一中時代に五輪を目標に掲げ、でも高校は進学高を選んだのね。 
 
南高、カナダで英語力

 「もともと南高に憧れがあったのと、パイロットにもなりたかったんですよ(笑)。で、調べたら航空会社に入る試験があるので勉強も必要かなと。すぐにスノボ一本に絞りましたが、海外で活動するのを想定して英語だけは頑張りました」
――卒業後、カナダに。
 「1人暮らしでバイトしながら練習と試合に明け暮れて。カナダには通算4年いて、技術もですが、語学力や外国人とのコミュニケーション力がつきましたね」
 
アルペンは真面目(?)

――実際、こうやって話してて、明るくて爽やかな好青年でビックリ。
 「有り難うございます」
――スノボっていえばバンクーバー五輪でチャラチャラして問題になったやつがいたよね。
 「彼とは面識はありますがつき合いはないです。もともとハーフパイプとアルペンだと人種が違うみたいな(苦笑)」
――2年前に「応援する会」もできました。
 「それまで海外への遠征費用などはほぼ自費だったので助かってます」

将来は子ども教育に
 
――五輪の後のこととか考えてる?
 「東日本大震災をきっかけにスポーツの価値が見直されてると思う。だからスノボに限らずスポーツを通じて子どもたちを教育する仕事に関心があります。拠点? もちろん山形に置きます」
――考えも実にしっかりしてて、初対面だけどボクはすっかりファンになりました。