おじさんのためのスマホ講座/今年度 初の過半数突破
2011年12月23日
今や携帯電話市場の話題を独占しているスマートフォン。でも楽々と使いこなす若者を尻目に「そもそもスマートフォンって何?」とチンプンカンプンなおじさんたちも多いはず。そんな人たちにスマホABC!

そもそもスマートフォンの定義ですが、「携帯電話にパソコンやPDA(携帯情報端末)の機能が備わったもの」と覚えておきましょう。
「何だ、俺の携帯だってネットにつながるぞ」という声が聞こえてきそうですが、スマートフォンには様々なアプリケーション(ソフト)を自分の使いやすいように設定できる機能がありますが(これをカスタマイズ化といいます)、携帯電話にはありません。
実はこの機能こそがスマートフォンの最大の特徴なのです。多種多様なアプリを自分流にカスタマイズ化できるわけで、もう電話というより小さなパソコンが手のひらに乗ったイメージですね。
またタッチパネル方式も慣れれば使いやすく、携帯電話のように長時間使用すると手が疲れるといったこともありません。

日本でスマートフォンの人気が一気に高まったのはソフトバンクモバイルが米アップル社のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」を独占販売した2008年以降。
今年はNTTドコモなど通信各社が米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」の搭載機種を大量に投入、消費者の選択の幅が広がったことで市場が大きく拡大しました。
ある調査会社によれば、2011年度の国内スマートフォン出荷台数は前年度比2.7倍の2330万台と携帯電話を含めた全体の56%に達し、初めて過半数を占める見通しです。