徹底して山形に密着したフリーペーパー

進和ラベル印刷 社長 晋藤 純一さん

2011年10月28日
晋道 純一(しんどう・じゅんいち) 1952年(昭和27年)中山町生まれ。日大山形高校を卒業後、山形市内の包装資材販売会社へ。87年に独立し、山形市上町に同業の「(有)進和」を設立して社長に。94年に上山市蔵王の森に本社を移転、96年に株式会社「進和ラベル印刷」に組織・社名変更。社業の傍ら倫理法人会活動にも精力を傾注、蔵王倫理法人会、上山倫理法人会の設立に携わって初代会長を務めたほか、現在は山形県倫理法人会の幹事長。59歳。
進和ラベル印刷 社長 晋藤 純一さん

オンリーワン企業目指し
   これからも歩み続けます――


――慶事続きですね。
 
受賞と創業25周年式典

 「9月にベルギーで開催された世界ラベルコンテストのレタープレス部門で最優秀賞に選ばれました。この賞をいただくのは3年連続で7度目。10月に京都であったシール・ラベルコンテストでは全体の2位にあたる経済産業省局長賞も」
 「脱サラして創業、ゼロからのスタートでしたが、オンリーワンの品質を追求して25年。21日に220人の方々をお招きして創業25周年記念式典を開かせていただきました」

――こうしてお会いするのは5年ぶりですが、お体を悪くされてたって伺いました。
 
健康診断で大病が発覚

 「3年前に人間ドックで大病を告知されまして。自覚症状はまったくなかったのですが、検査したらステージ4だと」
 「先生に『いくつの中の4なんですか?』って聞いたら、ステージは4までしかなくて最も進行していると。『じゃあ末期ということですか?』って聞いたら『そうともいいます』って」
――……。
 「もう目の前が真っ暗。不安で夜は寝られなくなるし…。それから96日間の闘病生活。退院後もこの6月まで抗がん剤治療を続けていました」
 ――今はお元気そうで、完治されたんですね。
 「あのね、この病気には完治というのはなくて、今は小康を保っている『寛解(かんかい)』っていう状態なの。だからいつ再発するか分からない。不安?それはありますよ」
 
生きていることに感謝

 「でもね、『生かされてる』って考えると、朝起きたり、ご飯食べたりの当たり前のことがホントに有り難く思える。物事に感謝するハードルみたいなものが普通の人より低くなりましたね(笑)」
――去年の11月に酒田に工場つくったって聞いた時、大病の件も聞いてたから「あの人、生き急いでるのかな?」なんて思ってたんですけどね。
 「今の売上高は約8億円ですが、これを20億円ぐらいにしたい。そのためにも庄内進出は以前から考えてはいました」
 
人生に3つの「さか」

 「でも、やっぱり病気のことがなかったら決断できたかどうか。酒田市でも『不景気のこの時期に本気か?』って最初は疑ってたみたい(笑)」
 「病気も含めこれまでにいろんな出会いがあり、私も会社も成長させてもらった。人生は『上り坂、下り坂、まさか』の連続。これからも歩み続けます」