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ようこ先生のごきげんライフのすすめ/低血糖症(中)

2011年8月26日
 低血糖症の診断には、患者さんに一定量のブドウ糖を飲んでもらい、時間の推移とともに血糖値がどう変わるかを調べる糖負荷検査を用います。

血糖値負荷検査とは

 テレビでおなじみの心療内科医・姫野友美氏の報告によれば、この検査を受けた300人中296人が低血糖症だったそうです。低血糖症は決して稀な病気ではないのです。

ようこ先生のごきげんライフのすすめ/低血糖症(中)

緑色が正常な人

 当院の患者さんの例で示しますと、グラフの緑色は血糖コントロールが正常な人です。
 
青色は糖尿・低血糖症

 青の患者さんは糖尿病に低血糖症を合併しています。ブドウ糖を飲んだあと血糖値がグングン上昇し、その後急激に低下して4時間後には52まで下がってしまいました。血糖が急降下する時にイライラや動悸などの症状があり、4時間後にはあくびを連発しました。
 この患者さんは健診では空腹時の血糖は正常、平均血糖を示すヘモグロビンA1cも基準より少し高いだけでした。
 
赤色は不登校の中学生

 赤の患者さんは血糖値が小刻みに上下しながら次第に下がっています。検査中はずっと眠気と倦怠感がありました。この患者さんは朝起床できず不登校になっていた中学生です。
 食事の改善と不足栄養素を補充したところ、約2カ月で声をかけただけで目を開けるようになり、学校にも行けるようになりました。


ようこ先生のごきげんライフのすすめ/低血糖症(中)

深瀬 洋子(ふかせ・ようこ)

1984年山形大学医学部卒業、山形大学大学院医学研究科修了。医学博士。山形大学第二内科、山形県結核成人病予防協会、東北中央病院勤務を経て2009年9月「十日町ようこクリニック」開業。内科学会総合内科専門医、日本消化器病学会専門医など。