徹底して山形に密着したフリーペーパー

ネパールレストラン「ネワブトゥ」店主 ラクシミー シャンカル マナンダー氏

2008年4月11日
ラクシミー シャンカル マナンダー 1963年、ネパールの首都カトマンズ生まれ。18歳で来日、東京・六本木のショットバー「チャールストン」で15年働いた後、山形市に移り住んで相生町にネパール料理店「スワセンブー」を開業。同店を閉めて4年前に七日町で「ネワブトゥ」をオープン。44歳。
ネパールレストラン「ネワブトゥ」店主 ラクシミー シャンカル マナンダー氏

故郷ネパール  山形で発見 ——

——何で山形に来たんだっけ?

山形で故郷を発見

 「18歳でネパールから東京に来て、六本木で働いてたんだけど、そこで山形出身の友達ができて、山形に遊びに来たらハマってしまった(笑)。暗い部屋で石を投げたら偶然当たった。それが山形だった」

—— 文学的な表現だね。どこにハマったの?

 「周りが山に囲まれて、ネパールにそっくり。東京は人が多くて、騒々しくて…。山形はのんびりしてて、人も優しい。ここで商売してみようかと。四国出身の奥さんからは『何で人口少ない山形で商売するのよ』って怒られてるけど、もう始めちゃったから」

——奥さんとはどこで知り合ったの?

 「山形。焼き鳥屋で逆ナンされた(笑)」
 
山形、時間にルーズ?

——山形、ヘンなところもない?

 「時間守らないネ。5時にパーティーやるって決めても、みんな遅刻して始まるのは6時とか。のんびりしてるのはいいけど、チョットのんびりしすぎ。でもネパール、もっとのんびり(笑)」

——ゴメン、ネパールって首都がカトマンズってことぐらいしか知りません。

 「お釈迦サマが生まれた国。ヒマラヤ山脈のふもとにあって、農業が盛んなんだけど、サファリとか観光も有名」

——一般にカレーといえばインドっていうイメージがあるけど。

 「インドのカレーはこってり、ネパールのカレーはあっさり。だからインドのカレーは毎日食べるとしんどいけど、ネパールのカレーは大丈夫」
 
本格的ネパール料理

——俺、カレーにはうるさくて、ここの鶏肉の辛いカレー大好きなんだけど、山形じゃウケないと思うよ(苦笑)

 「あんまり儲からないネ。でも本格的なネパールの家庭料理を出すのは東北ではここだけ。ビールとか米、香辛料は毎月ネパールから送ってもらってる。だから味には自信ある。日本人のカレー屋あるけど、それはボクがスシ握るのと同じヨ」
  
生活をエンジョイ

 「そんなに儲からなくてもソバ食べたり、温泉入ったり、ちょっと車でキャンプに行ったりで、生活が楽しい。仲間も大勢できて、芋煮会だってやってる」

——客がいない時、店で演歌流して聴いてるもんね

 「カラオケ、よく行く。持ち歌はハマショー(注・浜田省吾)の『もうひとつの土曜日』とか」

——つくづく怪しい異邦人だね(苦笑)