徹底して山形に密着したフリーペーパー

ドクター松本の医食同源(63)/熱中症対策

2011年6月24日
 最高気温が25度を超える日が増え、熱中症が心配な時期に入りました。

こちらも「死に至る病」

 熱中症は真夏だけでなく6月ごろから注意が必要です。雨降りや涼しい日の翌日、気温が急上昇した場合などに熱中症になりやすいとされます。
 熱中症の症状としてはめまい、立ちくらみ、脱力感、こむら返り、大量の発汗など。重症になると意識が朦朧(もうろう)として受け答えができなくなったり、意識を失ってしまうこともあります。全身が痙攣し、最悪の場合は多臓器不全から死に至ることさえあります。

ドクター松本の医食同源(63)/熱中症対策

なりやすい人は?

 熱中症になりやすい人は、睡眠不足の人、大量の飲酒をしている人、朝食を食べない人、発熱や下痢などで脱水状態にある人などです。
 また糖尿病、高血圧症、心疾患、腎不全、精神疾患、広範囲の皮膚疾患を持っている人のほか、高齢者は暑さを感じにくく発汗も少ないため熱中症になりやすいので要注意です。
 
予防には規則的な生活を

 予防策としては十分に睡眠をとること、規則正しい食生活を心がけること、アルコールを控えること、汗をかく前にこまめに水分を摂取することなどが挙げられます。また糖尿病や心・腎疾患などの治療を定期的に行って病状を安定させておくことが必要です。
 
暑さへの馴れも大切

 暑さに順応することも重要です。普段ほとんど汗をかかずに生活している人が突然高温にさらされても思うように汗をかけません。その結果体温が上昇し熱中症になりやすくなります。
 今から定期的に歩行運動などを行い、汗をかいて体を冷却する訓練をしておくと、いざ真夏になっても健康に汗をかいて熱中症を予防することができます。


ドクター松本の医食同源(63)/熱中症対策
松本 光生(まつもと・みつお)

1985年山形大学医学部卒業。山形県立中央病院勤務の後、2007年5月に松本内科クリニックを開業。日本糖尿病学会認定糖尿病専門医、日本内分泌学会認定内分泌代謝科専門医。