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あなたの目 健康ですか?/(38)結膜異物

2011年5月13日
 暖かくなり屋外で活動する機会も増える今日このごろですが、目の疾患でこの時期に多いのが結膜異物です。

容易に除けない異物

 結膜異物とは文字通り目の中にゴミが入った状態です。「じゃあ水で洗えば大丈夫では?」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、洗ってもゴロゴロと異物感が残る時は要注意です。この場合、異物が上眼瞼の後ろに入り込んでしまっている可能性があります。
 症状は、強い痛み、涙があふれる、まぶしくなる、など。普通なら涙で異物は自然に瞼の外に出るものですが、こうなると病院で診察を受け、瞼の裏にある異物を直接取り除く必要があります。

あなたの目 健康ですか?/(38)結膜異物

放置すれば角膜潰瘍に

 1〜2日の通院で治りますが、放置すれば異物が角膜をこすり、角膜は傷だらけになってしまいます。角膜に傷がつくと細菌に感染し、角膜潰瘍という病気を起こしてしまうケースもあります。
 間もなくサクランボのシーズンですが、特に果樹の剪定のように見上げるような作業を行う場合、目に異物が入りやすいので保護用ゴーグルなどを使用する必要があります。
 
消石灰には要注意

 消石灰が目に入った場合、消石灰はアルカリ性なのでアルカリ眼障害が生じます。アルカリ眼障害は重症になりやすいので、すぐに大量の水で目を洗って診察を受けて下さい。消石灰は学校の校庭のライン引きでも使用されている場合もありますので注意して下さい。

「目の健康講座」開催

 最後にお知らせです。山形県眼科医会では5月29日の午後1時30分からアズ七日町・山形市中央公民館で「目の健康講座」を開催します。内容は緑内障についての講演など。入場無料ですので気軽にお越し下さい。


あなたの目 健康ですか?/(38)結膜異物

高橋 義徳(たかはし・よしのり)

1990年(平成2年)山形大学医学部卒業後、同大学眼科講師、ウプサラ大学留学を経て2007年10月に金井たかはし眼科を開院。日本眼科学会専門医。山形県眼科医会理事。山形県アイバンク理事。