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上山で人力車が運行/地域おこしと被災者支援

2011年4月8日
 上山城にほど近い武家屋敷通りをゆっくりと進む1挺の人力車。まるで明治から昭和初期にタイムスリップしたようなレトロ感を漂わせる。
上山で人力車が運行/地域おこしと被災者支援
 「上山人力車」の運行を始めたのは車夫でもある山口仁さん(52)。生まれも育ちも上山市という山口さんは地元で建設業を営みながら、市民グループ「平成上山藩」の一員として地域活性化に取り組んでおり、市街地を巡る人力車構想も10年前から温めていたという。
 「温泉や参勤交代の宿場町として栄えた上山も最近は元気がなく、昨年は花笠祭りまで中止になってしまうほど。寂れていく地元を何とかしたいと踏み出した」と山口さん。
 浅草の専門店から中古の人力車を調達して丁寧に磨きあげ、座席に婚礼衣装の内掛を敷いて艶やかさを打ち出した。
 全国的に料金は10分2500円が相場だが、今年いっぱいは震災復興支援の意味も込めて10分1000円と割安に設定、被災者には無料サービスも実施していくという。現在協力者も募集中。問い合わせは090・8424・5345まで。