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ようこ先生のごきげんライフのすすめ/ストレス・不眠症と食生活

2011年3月25日
 震災や原発事故への不安、さらにはガソリンや日用品の品不足などでストレスがたまったり、眠れない夜があったりしませんか?

ストレスのメカニズム

 人間は強いストレスにさらされると脳内で興奮系のホルモンが大量に分泌されます。適量ならヤル気の素になりますが、大量だと緊張や不安、怒りなどの不快な気分を引き起こします。
 これを和らげるために抑制系や調整系の脳内ホルモンがうまく分泌されるといいのですが、食生活の変調などから十分に分泌されないとバランスが崩れ、心の不調となって表れます。

ようこ先生のごきげんライフのすすめ/ストレス・不眠症と食生活

解消する栄養素は?

 調整系のハッピーホルモンであるセロトニンの分泌を促すにはタンパク質や鉄、ビタミンB群、マグネシウムなどの栄養素が必要です。これらが不足しているとセロトニン不足になり、気分が落ち込んだり、不安になったりするのです。
 
不眠解消も同じです

 不眠も栄養素の不足が関係しています。眠るために必要な脳内ホルモンのメラトニンはセロトニンから作られるからです。
 睡眠薬を長く常用していた80歳代の女性に寝る前にプロテインとビタミンB群のサプリメントを飲んでいただいたら薬なしでも眠れるようになりました。メラトニンの材料不足だったのです。
 
カップ麺ばかりでは…

 地震後、カップ麺やパン、おにぎりが品薄になっていますが、これらの食品だけでは体ばかりか脳、ひいては心の栄養不足になってしまいます。幸いなことに県内では肉や魚、豆腐、チーズなどが潤沢に手に入ります。
 またプロテインやアミノ酸、スルメなどを被災地に届けてあげたいものです。こんな時こそタンパク質を含む食品をしっかり食べてもらい、心の健康に役立ててもらいましょう。


ようこ先生のごきげんライフのすすめ/ストレス・不眠症と食生活

深瀬 洋子(ふかせ・ようこ)

1984年山形大学医学部卒業、山形大学大学院医学研究科修了。医学博士。山形大学第二内科、山形県結核成人病予防協会、東北中央病院勤務を経て2009年9月「十日町ようこクリニック」開業。内科学会総合内科専門医、日本消化器病学会専門医など。