徹底して山形に密着したフリーペーパー

ようこ先生のごきげんライフのすすめ/受験生の体調管理

2012年1月27日
 受験シーズンですね。受験生にとって大切なのは体調管理で、今回は食生活の注意点を挙げておきます。
夜食は夜10時までに
 
 夜食は遅くとも午後10時ごろまでとし、それ以後は飲み物にとどめましょう。遅い時間の夜食は肥満につながりやすいうえ、胃もたれで朝食が食べられなくなります。
 夜食のメニューですが、消化のいい温かい物がよく、おススメは野菜や卵などが入った味噌汁やスープ。特に卵は記憶力や集中力を高めるレシチンを多く含んでおり、気持ちを和らげてくれる効果もあります。
ようこ先生のごきげんライフのすすめ/受験生の体調管理

「糖分摂りながら」は×

 「脳には糖分が必要」と甘い物を食べながら勉強する学生さんもいますが、実はこれは逆効果。確かに糖分は脳のエネルギー源なので一時的に血糖が上がってスキッとしますが、血糖はすぐに急降下し、スキッとした状態は長続きしません。
 脳のために大切なのは血糖の安定で、甘いものだけでは血糖が不安定になり、かえって集中力が途切れてしまいます。また記憶力など学習能力に深く関与するビタミンB1が糖質代謝に使われて減ってしまいます。
 
大切なビタミンC

 寝不足やストレスは免疫力の低下をまねき、感染症にかかりやすくなります。免疫力アップにはビタミンCの小まめな摂取が大切。体内でウイルスの増殖を抑えるインターフェロンはビタミンCの摂取量に依存しているほか、ストレスに対抗するホルモンの生成には副腎に貯蔵しておいたビタミンCが使われます。
 
日ごろの食生活から

 また、ビタミンA、アミノ酸、亜鉛などが不足すると粘膜が弱ってウイルスが侵入しやすくなり、鉄不足は白血球の殺菌力が低下します。日ごろからウナギ、レバー、牡蠣、人参などを食べてこれらの栄養素を補給しておきましょう。


ようこ先生のごきげんライフのすすめ/受験生の体調管理

深瀬 洋子(ふかせ・ようこ)

1984年山形大学医学部卒業、山形大学大学院医学研究科修了。医学博士。山形大学第二内科、山形県結核成人病予防協会、東北中央病院勤務を経て2009年9月「十日町ようこクリニック」開業。内科学会総合内科専門医、日本消化器病学会専門医など。