徹底して山形に密着したフリーペーパー

やまがた舞子 ひめ乃 さん

2011年3月11日
本名・斎藤恵未(さいとう・さとみ) 1986年(昭和61年)村山市生まれ。北村山高校卒業後、山形の伝統文化への憧れから山形伝統芸能振興株式会社(愛称・やまがた紅の会)に入社、舞子の世界へ。今年で7年目になる“ベテラン”で、7月からは7人のやまがた舞子で1番のお姉さんに。24歳。
やまがた舞子 ひめ乃 さん

山形伝統芸能を守って7年目
   責任の重さを痛感してます——

——イベントとかで顔を合わせると必ず「やまコミのファンです」って言ってくれるよね。
 
やまコミ「ファンです」

 「いつも読んでます。特に編集長インタビューが大好きで、だから出してもらえるなんて感激です。それに映画が好きなので映画の紹介コーナーも楽しみで」
——笹川先生のコーナーとかは?(苦笑)
 「……。面白いですけど、読んでるって書かないで下さいね(笑)」
——そもそも、どうして舞子さんになろうと?
 「日本文化、特に着物が好きだったのと接客業に興味があって。父は心配だったみたいですが、母は賛成してくれました」
 「それでこの世界に入って、最初は着物の着付け、お化粧、日本舞踊、生花、お茶、山形の歴史や話し方などを学び、3カ月後にお座敷に。日舞の稽古は今でも毎日」
——いちおう会社員ってことになるわけ? 
 「そうです。お給料も会社から頂いています」
 
舞子の命は短くて

——でも25歳ぐらいで皆さん退いちゃうんでしょ?
 「はい。今年も3月で先輩2人が」
——それだけ芸を磨いてもったいないなあ。
 「舞子を卒業して芸妓になる道もありますが、やっぱり厳しい世界ですから…。私ですか? まだ決めてないんですよ」
——仕事しててツラいことってあります?
 「う~ん、生活が不規則ですから、体調管理が難しかったり、友達と休みが合わなかったり」
——逆にやってて良かったと思える時って?
 「普通だったら会えない人とお話できたり、テレビに出れたり。それに仕事で初めて海外にも」
 
時代劇のファン

——お休みの日とかは何してるんですか?
 「映画を観たり、買い物したり、音楽を聴いたり。映画では時代劇が好きで『最後の忠臣蔵』とか『十三人の刺客』とか良かったです。好きなタレントは山下智久さん(笑)」
——嫌な客っている?
 「身体に触れてきたりする人ですかね」
——え~!? 健気(けなげ)に伝統文化を守ってるやまがた舞子に何たる不埒(ふらち)な。
 「やはりお酒が入られますと、ねえ」
 
粋な飲み方する人は?

——逆に飲み方がきれいというか、粋(いき)な人って?
 「ちょっとでも踊りや小唄にたしなみがあって、いっしょにお座敷を楽しめる方なんか」
——はあ、ボクには永久に無理だな(苦笑)