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ドクター松本の医食同源(59)/寒さに負けない食事と運動

2011年2月25日
 立春を過ぎても寒い日が続いています。外に出るのが億劫(おっくう)になり、とかく室内にこもりがちになりそうですが、今回は室内で身体を温める方法を考えてみましょう。

食べるだけでも効果

 まずは食事です。実は食べるという行為そのものにエネルギーを産生する働きがあります。食事を摂ることで胃腸が活発に動き、内臓の血行が良くなる結果、身体が温まるのです。また我々のエネルギー源は主に糖質と脂質ですが、消化吸収された糖質、脂質は細胞のエネルギー産生に使われ体温を維持します。

ドクター松本の医食同源(59)/寒さに負けない食事と運動

効果のある食材は…

 当然のことながら温かいご飯や味噌汁、スープ類を食べればそれだけで体温は上昇しますが、中には食材そのものが身体を温める役割を持っているものがあります。
 米、カボチャ、芋類、豆類などの糖質、牛肉、鶏肉、レバー、イワシ、エビなどのタンパク質、大豆油などの油脂、ネギ、ニラ、レンコン、ニンニクといった野菜類などが挙げられます。
 
食事はバランスを考えて

 さらにショウガ、コショウ、唐辛子などの香辛料には胃腸の働きを活発にし、血管を拡張する成分が含まれており、身体を温めてく れます。
 これらの食材をうまく組み合わせ、1日3食バランスよく食べることが大事です。ただし糖尿病や高脂血症で治療中の方は摂りすぎにご注意を。
 
手軽な室内運動

 食事以外で身体を温めるのはやはり運動です。家の中でもできる運動をご紹介しましょう。
 両手を伸ばしてグー、パーと20回、両肘の曲げ伸ばしを20回、そして膝が悪くない人はスクワット(立って脚を開いて中腰になるくらいまで膝を曲げる運動)をゆっくり10回。これだけでかなり身体は温まるはずです。
 物足りない人はもう一通り繰り返しましょう。


ドクター松本の医食同源(59)/寒さに負けない食事と運動
松本 光生(まつもと・みつお)

1985年山形大学医学部卒業。山形県立中央病院勤務の後、2007年5月に松本内科クリニックを開業。日本糖尿病学会認定糖尿病専門医、日本内分泌学会認定内分泌代謝科専門医。