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ドクター松本の医食同源(58)/正月太りの解消法

2011年1月28日
 読者の皆さんの中に「正月太り」になってしまい、反省と自己嫌悪の日々を過ごしていらっしゃる方はいませんか?

原因はカロリー過多

 そもそも正月太りとはどういうことなのでしょうか。もともと人は寒い冬になると体温が低下しないよう基礎代謝を高めて熱を産生します。同時に脂肪を蓄積して寒さから身を守ろうとします。
 基礎代謝を高めることはエネルギーを消費することですので本来ならやせるはずですが、年末から年始にかけてはクリスマス、忘年会、正月のおせち料理と普段より高カロリー、高脂肪の食事が続き、エネルギーの消費よりも脂肪の蓄積が上回ってしまいがちです。

ドクター松本の医食同源(58)/正月太りの解消法

運動不足も影響

 また寒さや積雪のため屋外での運動もおっくうになりがちで、ますます消費エネルギーは減ってしまいます。このため暖かい時期に比べ太りやすくなるのです。さらに運動不足は手足の末梢(まっしょう)の循環を悪くしますので、水分が貯ってムクみやすくなります。これも体重増加の原因になります。
 
1日30分の早歩きを

 正月太りで体重が2キロ増えたとすると、多くの場合1キロが脂肪、1キロが水分です。1キロの脂肪を減らすのには7000キロカロリーを消費する必要があります。1カ月で元に戻そうと思えば1日約230キロカロリーの運動、早歩きなら1時間が必要です。
 これはちょっと大変ですので早歩きを30分、残りは間食を半分に減らすことで対応しましょう。運動することで手足の循環が改善すればおのずとムクみも解消されます。

水分の摂り過ぎに注意

 また冬場は夏と違って発汗量が少なく、夏ほど水分補給を必要としません。水分の摂り過ぎに注意すれば1カ月後には元の体重に戻っているはずです。


ドクター松本の医食同源(58)/正月太りの解消法
松本 光生(まつもと・みつお)

1985年山形大学医学部卒業。山形県立中央病院勤務の後、2007年5月に松本内科クリニックを開業。日本糖尿病学会認定糖尿病専門医、日本内分泌学会認定内分泌代謝科専門医。