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あなたの目 健康ですか?/(34)涙の増える目薬

2010年12月24日
 今年もあとわずか。寒さも日ごとに厳しくなり、暖房の使用とともに乾燥が気になる時期になってきました。ドライアイの方には辛いですね。

ドライアイとは?

 そもそもドライアイとは「目が渇く」「ゴロゴロする」といった不快感程度から始まり、悪化すると日常生活にも支障をきたす疾患です。原因としては室内の乾燥のほかパソコンなどの視覚作業、環境汚染の進行などが指摘されています。

あなたの目 健康ですか?/(34)涙の増える目薬

今月から新薬が登場

 そんなドライアイに悩むやまコミ読者の方々に朗報です。他のメディアでも取り上げられていたので御存知の方もおられるかもしれませんが、世界ではじめて点眼することで涙の分泌が増える点眼薬が登場しました。 
 参天製薬(大阪市)が今月から販売を始めた「ジクアス点眼液3%」がそれです。意外に思われるかもしれませんが、これまでドラアイの治療は足りない涙を外から補充することが中心で、主にヒアルロン酸ナトリウム点眼液と人工涙液が用いられてきました。
 
目立った副作用もなく

 今回の新薬は世界で初めて涙液の主要な構成成分である水分分泌およびムチン分泌を促進する作用がある点眼薬です。これまでとは違う効果が期待できるほか、目立った副作用も認められておらず、ドライアイの治療の幅がグッと広がると期待されています。「点眼直後はスッキリするけどすぐ症状が戻る」という方は一度お試しを。

自身の原因を突き止めて

 ただ間違っていけないのはドラアイの原因は様々ですのでこの新薬だけで大丈夫というわけではないということです。やはり原因に応じた治療の選択が一番大切です。
 あなたのドライアイの原因をしっかりと鑑別してあなたのための治療を選択することが重要です。気軽に専門医にご相談を。


あなたの目 健康ですか?/(34)涙の増える目薬

高橋 義徳(たかはし・よしのり)
1990年(平成2年)山形大学医学部卒業後、同大学眼科講師、ウプサラ大学留学を経て2007年10月に金井たかはし眼科を開院。日本眼科学会専門医。山形県眼科医会理事。山形県アイバンク理事。