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相続のABC/(5)相続人を確認しましょう

2010年11月12日
 相続では「どの財産を相続するのか」「その財産がいくらになるのか」に目が行きがちですが、それ以前にそもそも誰が財産を受け取る権利があるのかを確定しなければ手続きが進みません。

 相続人の範囲は民法で次の通り定められています。

●配偶者
 配偶者は常に相続人になります。
●一定の範囲の血族
 配偶者以外の人は以下の順序で配偶者とともに相続人になります。
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相続のABC/(5)相続人を確認しましょう
第1順位 死亡した人の子ども
 子どもが既に死亡している時は、その子どもの直系卑属(子どもや孫など)が相続人になります。子どもも孫もいる時は死亡した人により近い世代である子どもが優先されます。

第2順位 死亡した人の直系尊属(父母や祖父母など)
 父母も祖父母もいる時は、死亡した人により近い世代である父母の方が優先されます。
 第2順位の人は、第1順位の人がいない時に相続人になります。

第3順位 死亡した人の兄弟姉妹
 その兄弟姉妹が既に死亡している時は、その人の子どもが相続人になります。
 第3順位の人は、第1順位の人も第2順位の人もいない時に相続人になります。
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 相続人を確定させるには、すべての関係者の戸籍謄本が必要になります。亡くなった方については、出生から死亡までの戸籍謄本類(戸籍謄本、除籍謄本、改製原戸籍等)を漏れなく集めなければなりません。
 戸籍を集める手続きは本籍地のある市区町村役場で行います。本籍地が遠方にある場合や、都合により出向けないような場合は郵送による申請も可能です。 
 必要な戸籍が1つの役所で済めばいいのですが、相続人が全国各地にお住まいだったり、被相続人が転籍している場合などは思ったよりも時間と労力を要します。
 「相続人はだいたい分かるから調べなくても大丈夫」と考えていると、予期しなかったような人が相続人として突然現れて思わぬ事態に陥ってしまうケースも少なくありません。また戸籍謄本類がないと不動産や預貯金などの名義変更手続はできませんので、ご面倒でもお忘れのないように。

相続のABC/(5)相続人を確認しましょう
山形相続サポートセンター
(運営:旭会計事務所)
税理士 行政書士 白田 文