百年前のガイドブックを復刻/蔵王温泉観光協会
2010年9月24日
蔵王温泉開湯伝承1900年

明治時代と昭和初期に刊行された蔵王温泉(当時の名称は高湯温泉)の観光ガイドブックが装丁も新たに復刻版でよみがえった(写真)。蔵王温泉は今年が開湯1900年。節目の年の記念事業にと蔵王温泉観光協会が手がけたもので、往時がしのばれる内容。近く山形市内の図書館で閲覧できる。
復刻されたのは明治42年と同43年刊行の「高湯温泉誌」2種類と、昭和9年刊行の「夏の蔵王と高湯温泉」。同協会が記念事業の内容を模索していたところ、地元の旅館にこれらの文献が残っていることが判明、復刻版として発行することにした。
復刻されたのは明治42年と同43年刊行の「高湯温泉誌」2種類と、昭和9年刊行の「夏の蔵王と高湯温泉」。同協会が記念事業の内容を模索していたところ、地元の旅館にこれらの文献が残っていることが判明、復刻版として発行することにした。

「温泉誌」2種は高湯温泉の故事来歴や効能、温泉街の紹介などを記しており、様々な企業広告も掲載しているのが特徴。「夏の蔵王〜」はいわば当時の登山入門書で、コースや注意事項、避難場所などを盛り込んでいる。
同協会では「温泉誌」2種を各1000部、「夏の蔵王〜」は500部それぞれ印刷する予定。原則として非売品とするが、希望者には有料で配布することも検討する。
同協会では「温泉誌」2種を各1000部、「夏の蔵王〜」は500部それぞれ印刷する予定。原則として非売品とするが、希望者には有料で配布することも検討する。