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あなたの目 健康ですか?/(31)BUT短縮型ドライアイ

2010年9月24日
 読者の皆さんは「BUT短縮型ドライアイ」をご存知ですか? 簡単に言えば涙が出るドライアイのことです。
あなたの目 健康ですか?/(31)BUT短縮型ドライアイ

涙が出るドライアイ

 「エー!? ドライアイって涙が出なくて目が乾燥する病気じゃないの?」 「それってドライアイじゃないんじゃない?」と思われる方も多いでしょう。でも涙が出るBUT短縮型ドライアイは意外に多いのです。
 ドライアイは涙が少なかったり、涙の安定性が悪いために目に不快感が生じる状態です。 これに対してBUT短縮型は涙の量は正常なのに涙の安定性が低下し、このために目が乾きやすくなるドライアイなのです。

人工涙液だけでは…

 原因としては目の表面の炎症や、目の表面に分泌され涙の安定性に関わるムチンという物質の異常が考えられています。ということは単なる人工涙液による涙の補充だけでは不十分だということです。
 
強い自覚症状

 BUT短縮型は自覚症状が強いという特徴があります。またエアコンや暖房、パソコンや携帯メールなどのVDT作業などにより症状が強くなる傾向があります。

眼科医に相談を

 自覚症状が強く、症状が変動しやすい場合にはBUT短縮型が疑われます。先ほど申しましたように人工涙液だけでは不十分なケースが多く、眼科医に相談することをお勧めします。


あなたの目 健康ですか?/(31)BUT短縮型ドライアイ

高橋 義徳(たかはし・よしのり)
1990年(平成2年)山形大学医学部卒業後、同大学眼科講師、ウプサラ大学留学を経て2007年10月に金井たかはし眼科を開院。日本眼科学会専門医。山形県眼科医会理事。山形県アイバンク理事。