徹底して山形に密着したフリーペーパー

「創庫生活館」酒田店・山形店代表 伊賀 大 氏

2010年8月13日
伊賀 大(いが・まさる) 1976年(昭和51年)酒田市生まれ。羽黒高校卒業後、地元の自動車整備会社に就職。25歳で独立してトラック運送業を興すが2年後の2002年に多額の借金を抱えて倒産、「自暴自棄の生活」に。翌03年、テレビ番組「マネーの虎」でおなじみの堀之内九一郎氏の門を叩き、同氏が全国展開するリサイクル店「創庫生活館」のFC店を酒田市にオープン、事業を軌道に乗せて2年で借金を完済。06年山形市江俣に2号店、9月3日に東青田に3号店を開設予定。山形市在住、34歳。
「創庫生活館」酒田店・山形店代表 伊賀 大 氏

借金苦から這い上がり
    県内5店を目指してます――

??20代で借金が1500万円!?
 
独立するも事業に失敗

 「大型ダンプ3台そろえて独立しましたが、見通しが甘かった。自己破産することも考えながら、家でゴロゴロしたり、パチンコで1日を過ごしたりの生活でした」
 「目を覚まさせてくれたのは嫁さんで、『借金ぐらい私が働いて何とかするからアンタは家事をやりなさい』って。その一言で発奮して翌日上京、以前からテレビを見て知ってた社長(堀之内九一郎氏)のところにアポなしで押しかけました」
 「社長も多額の借金を抱えて這(は)い上がってビッグになった人だって聞いてたから、ワラにもすがる思いで」
 
「マネーの虎」にすがる

??それで?
 「会ってくれて、借金の額を聞かれて答えたら『それっぽっちか』って。そして『俺が成功させてやるから、もう1500万円借りてこい』って。そんな無茶なって思いましたけど(笑)」
??貸りられたの?
 「通い詰めて土下座もして、貸りられました」
??どこ、その銀行?
 「荘内銀行です」
??荘銀、いいとこあるんだ(苦笑)
 「社長に報告したら、借金の上に借金を重ねるなんて辛いことで、そんな辛さを二度と繰り返さないようこれからは頑張れるはずだ、俺はそれを教えたかったんだって」
 
高い粗利率

??で現在に至ると。でも3号店まで出して、うちにも広告バンバンくれて、リサイクル店ってそんなに儲かるの?
 「この商売って粗利率が凄いんです。ガラクタをタダ同然で仕入れて磨いたり修理したりして付加価値を付ける。1番の儲け頭は食器類。既存の2店だけで年間売上高は700万円を超します」
??でも他人が使った食器って抵抗あるなあ。
 「そういう人、まだ少なくないです。でも3ツ星のレストランに行って、料理が盛られてる食器に抵抗あります?」
??それはないけど。
 
成長過程のリサイクル

 「でしょ(笑)。リサイクルはまだ浸透しきっていないし、それだけに産業として成長過程にあると思います。ウチでは使用済みの割りバシだって重要な商材です」
 「県内5店が目標なので3号店はちょうど折り返し点。2店だけなら自分で掌握できたけど、それ以上になってくると人材育成がカギですね」
??若いのにねえ。本日は貴重なお話を有難うございました(苦笑)