徹底して山形に密着したフリーペーパー

《おしえて!編集長》 「ゴミ有料化」って?

2010年6月25日
 山形市で7月1日から家庭系ゴミが有料になるのはご存知ですよね。環境問題にも直結するゴミ問題、私も有料化をきっかけに勉強しなきゃ。編集長に聞いてみました。
 《おしえて!編集長》 「ゴミ有料化」って?

ゴミ出し、編集長はしてます?

 ゴミ出しは男の仕事?

 「してますよ。悲しいことに朝のゴミ出しは今や男の仕事。俺が住んでる嶋のアパートでもほとんど男がやってるね。顔合わせるとバツが悪くて、情けない笑顔の交換。トホホ」

 男はゴミか!(怒)  

 「サラリーマン川柳でも『ゴミ出し日、捨てに行かねば捨てられる』とか『忘れ物、呼ばれて行けばゴミ袋』とかの傑作(?)が多い。中には『粗大ゴミ、朝出したのに夜戻る』なんてヒドいのもある。なんか『ゴミ=男・亭主』って時代なんだね(苦笑)」

7月1日から有料化になるって話ですけど、目的は何なんですか?

 目的はゴミ減量化  

 「それは簡単、家庭から出るゴミの量を減らすためさ。ゴミ減量化っていうんだけど、無料だと深く考えずにホイホイ出しちゃうだろ」 
 「それが有料になると工夫して使い続けたり、リサイクルショップに持ち込んでみようかっていう発想になったりするじゃない。そうやってゴミ減量に対する意識を高めることが狙いさ」

2市2町で導入

 「7月から有料化を導入するのは山形市のほか上山市、中山町、山辺町。これら2市2町は『山形広域環境事務組合』っていう組織を構成していて、共同でゴミ処理を行っているんだ。そのゴミ処理にかかる費用が膨らむ一方なもんだから、『有料化』→『ゴミ減量化』→『処理費用の軽減』を期待してるわけだ」

 《おしえて!編集長》 「ゴミ有料化」って?

でもゴミ袋ってこれまでも有料でしたよね。

 ゴミ袋、従来は特売も  

 「これまでは各市町が指定のゴミ袋を設け、業者が作ったゴミ袋を各市町が承認していただけ。だから売ってるスーパーの特売の目玉になったりで値段はバラバラ、市の収入にもならなかった」

 7月からは証紙扱い  

 「それを切手など証紙と同じ扱いにし、ゴミ1リットル当り1円に設定したので7月1日以降、可燃ゴミの60キロ入り特大袋は60円、35リットル入り大袋は35円、20リットル入り小袋は20円の統一料金になる」

 値段、現在の2〜3倍に

 「今の値段のざっと2〜3倍で、売り上げの1部は各市町の歳入になるってわけ」

ふ〜ん。で、実際にゴミ減量化につながるんでしょうか?

 初年度目標は10%減  

 「山形市の場合、2009年度のゴミ総排出量はざっと8万トン。これを有料化後の1年で10%減らしたいらしい。他県を含めた先行事例をみても確かに初年度は効果をあげてるみたい。その後も持続するかは結局は住民意識ってことになるんだろうなあ」

他には?

 使える袋は4種類  

 「現在の指定ゴミ袋は『もやせるごみ』『プラスチック類』『雑貨品・小型廃家電類』『ビン・カン』『ペットボトル』の5種類だけど、7月からは『ビン・カン』『ペットボトル』がなくなり、新たに『埋立ごみ』を加えた4種類になる。つまり既存の4種類のゴミ袋は使えなくなるってわけだ」

 新登場の共通収集シール  

 「あと傘や発泡スチロール、布団などを出す場合は1枚60円の共通収集シールが必要になる」

7月1日が迫ってきてますけど、注意しておくこととかって?

 新旧ゴミ袋は交換  

 「6月1日から2市2町のスーパーでは新しいゴミ袋の販売が始まってるけど、7月1日から使えなくなる従来のゴミ袋5枚で新しいゴミ袋1枚と交換できる。山形市だと市役所1階ロビーに交換受付窓口がある」

ところで母から聞いたんですけど、新しい清掃工場を造る計画がモメてるんだとか。

 新清掃工場建設問題  

 「ああ、その話ね。『山形広域環境事務組合』では山形市蔵王半郷の半郷清掃工場と山形市漆山の立谷川清掃工場の2カ所で可燃ゴミの処理を行ってるんだけど、どっちも稼動から30年が経過して老朽化してるのが悩みなんだ」
 「それで2006年ごろから上山市柏木地区ってところで新工場の建設計画を進めてたわけ。でも周辺の果樹農家を中心に08年ごろから反対運動が盛り上がり、計画が暗礁に乗り上げてる」

何だか沖縄の米軍基地の移設問題みたいですね。

 広範な議論が必要  

 「構図としては同じだね。軽々には言えないけど、結局は受益者みんなが考えて議論しなきゃいけない問題だな」