徹底して山形に密着したフリーペーパー

《おしえて!編集長》 「ネットスーパー」って?

2010年6月11日
 読者の皆さんは「ネットスーパー」ってご存知ですか。なんでも大手スーパーがやってるらしく、インターネットを利用して買い物が便利にできるんだとか。しかもしかも、その「ネットスーパー」が6月から山形でも利用できるようになるんですって。これは編集長に聞いてみなきゃ。
《おしえて!編集長》 「ネットスーパー」って?

編集長、一大事です、ネットスーパーが山形上陸ですって!
 
イオン、17日開始

 「あのねえ、『山形上陸』ってゴジラとか北朝鮮の工作船じゃないんだから(苦笑)。タエちゃんが言ってるのって、イオンが6月17日からジャスコ山形南店を拠点にして始めるやつだろ」
 「そもそも大手スーパーがやってるネットスーパーとは、消費者からインターネットで注文を受け付け、最寄りの店舗から届けるサービスのこと。日用品だけじゃなく青果物や肉、魚などの生鮮品を含めてあらゆる商品が対象だ」
  
午前注文、午後受け取り

 「注文してから届くまで数時間というケースが多い。価格は店舗で買うのと同じで、午前中に注文すれば午後には届いて夕食づくりに間に合うってわけ」

ヘー、ヘー、ヘー。

送料は必要に

 「ただ送料は必要で、会社によって異なるけど数百円いるみたい。それでも一定額の買い物をすれば無料というところが大半で、その一定額っていうのは5000円のところが多いようだ」
 「あと注意点とすれば、指定した届けてもらう時間に確実に家にいるようにすること。でないと注文が取り消されたり、翌日に再配送してもらうと送料が2倍かかったりすることもある」

《おしえて!編集長》 「ネットスーパー」って?

利用できる地域の制約とかないんですか?

利用できないエリアも

 「おっと、それも重要。届け先の最寄りの店舗が配送の拠点になるだけに、自宅が配送エリア内にないと利用できない」
 「ただ今回のイオンの場合、山形市の南端にある南ジャスから北端の嶋にあるやまコミへの配送は無理だろうと思ったんだけど、ドッコイやってくれるんだって。南ジャス周辺をカバーするというわけでなく、山形市のほぼ全域を南ジャスを拠点にカバーするらしい」

編集長は利用します? 

 都市部では普及

 「俺はスーパーの売り場をプラプラ見て回るの嫌いじゃないし、できればネットとつき合いたくないから使わないだろうけど、都会だと忙しい共働き夫婦や高齢者が利用するケースが増えてるみたいで普及率は急速に高まってるんだって」

 生鮮品も高品質?

 「80歳になる俺のオフクロなんてガンガン使ってるらしい。聞けばオヤジの酒類とかミネラルウォーターとか米とかの重いものが必要な時に利用するんだって。たまに注文する生鮮品も鮮度は悪くないって言ってた」
 
 無駄な買い物には要注意

 「ただ、やっぱり配送料を節約(?)しようと1回5000円以上買っちゃってるみたいなんだな。このあたりはスーパー側に乗せられてる気もする(苦笑)」

ふ〜ん。でもネットスーパーが登場してきた背景ってあるんですか?

 スーパー、店舗は不振

 「いい質問だね。実はスーパーの売上高って年々落ち込んでいて、去年の既存店ベースの売上高は前年比4・3%減と13年連続のマイナスを記録してる。一方でネット通販は前年比15%増と急成長していて、放っておけばこの差はどんどん拡大していきそうなんだ」

 「待ち」から「攻め」へ

 「だからスーパー側もネット通販を取り込んでいこうという戦略なわけ。さっきも言ったように全国的に共働きや高齢者世帯が増えていく以上、店舗で客が来るのを待つ受身のビジネスが成り立たなくなり、ネットを使った『攻め』のビジネスへの転換を迫られてると、まあこういう背景なんだろうね」

なるほど。

 イオン、導入店2倍に

 「もともとは西友が2000年に始めたのが第1号とされ、07年にセブン&アイ・ホールディングスのイトーヨーカ堂が追随した。イオンの参入は08年と出遅れたけど、現在60の導入店を今年度中に120に倍増させる計画だ。山形で始めるのもその一環とみられる」
 
 ベニマルも近く参入か

 「山形にイトーヨーカ堂はなくて同系列だと福島県郡山市が本社のヨークベニマルだよね。ヨークに聞いてみたところ、今年2月に関連事業部を立ち上げて現在は情報収集の段階なんだって。開始時期は未定らしいけど、いずれ参入してくるんだろうね」