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考えてみませんか お金のこと/昨今デフレ事情

2010年6月11日
 日本はなかなかデフレから脱却できないと言われています。そもそもデフレとは何でしょう?

そもそもデフレとは?

 デフレとはデフレーションの略で、モノの値段が持続的に下落する現象をいいます。逆に物価が持続的に上昇するのがインフレーション(インフレ)です。デフレになる原因は(1)技術革新によるコストの低下(2)海外からの安価な原料・製品の流入(3)景気悪化による購買力の低下——などです。

デフレはなぜ悪い?

 昨年はジーンズの価格破壊が話題になりました。モノが安くなるだけなら消費者としては歓迎ですが、話はそう単純ではありません。
 ユニクロなどの「勝ち組」がいれば、当然ながら「負け組」も存在します。負け組で働く人達の給料は下がり、給料が減れば財布のヒモは固くせざるを得ません。

考えてみませんか お金のこと/昨今デフレ事情

広がる悪循環

 必然的にモノはますます売れなくなり、モノを売りさばくために企業はさらなる値下げに追い込まれます。となると企業の採算は悪化、負け組みの数はどんどん増え、モノを買い控える消費者も増えていきます。
 つまり、モノの下落→企業収益の悪化→社員の給料減少→買い控えの増加→モノの下落——というパターンです。

お金は血液と同じ

 教科書的に表現すれば、お金は私たちの社会生活を支える血液のようなものです。血液の流れが悪いと肌が荒れたり、ムクんだり、はては病気になってしまいます。同様にお金が循環しないと世の中の動きが停滞して深刻な事態になってしまいます。

解決策は?
 
 古今東西「お金は天下の回りもの」です。私たちみんながお金をどんどん使えば景気はよくなる訳ですが、先行きの不透明感がぬぐえないだけにそうもいきません。
 そこで「エコポイント制度」や「エコカー減税」などの政策が打ち出され、個人消費を上向かせようとしているわけです。子ども手当ての支給も7日の上山市を皮切りに県内でスタート、これらによってデフレが解消に向かうかが注目されるところです。


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旭会計事務所
ファイナンシャルプランナー
井上 日登美