徹底して山形に密着したフリーペーパー

あなたの目 健康ですか?/(27)3Dの楽しみ方

2010年5月28日
 立体映像が楽しめる3D(3次元)映画がヒットし、3Dテレビが店頭に並ぶようになりました。近く3Dパソコン、3D携帯ゲームも発売され、私たちの目はますます忙しくなりそうです。

3D映像の仕組み

 人間の右目と左目は6センチほど離れているため、目の前のものを左右異なった角度から見ています。右目と左目から入った2つのイメージを頭の中で合成することで奥行き感、立体感を認識します。これは「両眼視差(りょうがんしさ)」と呼ばれ、この仕組みを撮影時に利用したのが3D映像の原理です。
 つまり右目用と左目用の2つのカメラで撮影し、再生時には右目用の映像は視聴者の右目だけに、左目用の映像は左目だけに表示すれば視聴者の頭の中で2つのイメージが重なり、立体的な映像として認識されることになります。

あなたの目 健康ですか?/(27)3Dの楽しみ方

見る時は正面から

 目に負担をかけず快適に3D映像を見るポイントですが、まず姿勢は画面に水平に、適切な距離をとることを心がけましょう。寝転びながら斜めに見ると左右の目の上下差が拡大し、眼精疲労や酔いの原因になります。

小休止も必要  

 長く見続けることによる不快感には個人差がありますが、VDT作業ガイドラインに準じ、1時間を越えないよう小休止をとることが有効です。
 
子どもには時間制限を

 視機能が発達段階の子どもが見る場合は大人の管理のもとで視聴の可否、時間制限を考慮する必要があります。


あなたの目 健康ですか?/(27)3Dの楽しみ方

高橋 義徳(たかはし・よしのり)
1990年(平成2年)山形大学医学部卒業後、同大学眼科講師、ウプサラ大学留学を経て2007年10月に金井たかはし眼科を開院。日本眼科学会専門医。