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特集☆嶋 〜yamagata 2010.4 SHIMA〜

2010年4月23日
 山形市北部に位置する嶋土地区画整理事業地がにぎわいをみせている。県内陸部では最大規模のショッピングセンター(SC)や複合映画館(シネコン)が張り付き、住宅の建設も絶え間なく続く。人の吸引力を増しながら発展する同地区は、山形の新たなランドマークとしての地歩を固めつつある。
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 嶋地区は山形市中心部から北西約4キロに位置する。97.2ヘクタールを対象にした区画整理事業の期間は1998年4月から2012年3月末までで、計画では約1600戸の宅地分譲、5000人の定住人口を見込んでいる。総事業費は149億円。
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 すでに地区内で交差する都市計画道路「上山山形西天童線」「天童鮨洗線」の4車線道路が整備され、市街地へのアクセスはスムーズ。また大型商業施設が集積し、食品や日用雑貨、趣味やファッションなどの買い物が気軽にできるほか、シネコンや書店、ゲームセンターなど文化・レジャー施設も充実し、暮らしに彩りを添えてくれるはず。
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 また徒歩圏内に保育園や学校があるほか、周辺には総合病院や金融機関、福祉施設など生活に必要な諸施設もそろい、子どもから高齢者までのニーズに対応しているのも魅力。快適さと利便性を兼ね備えた小都市のようなゾーンを形成している。
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 分譲中の「嶋グランドガーデン」には1月1日現在で568世帯が入居、1615人が定住しており、市や区画整理組合によれば「これまでのペースはまずまず」とか。すでに地区内では2つの町内会が発足、活動への参加を通じて地域の交流が盛んになると見込まれるほか、引き続き新店舗の進出が見込まれることもあり、関係者は今後の分譲に弾みがつくことを期待している。


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特集☆嶋 〜yamagata 2010.4 SHIMA〜
  嶋で続々と誕生しているのは商業施設や住宅にとどまらない。嶋の歴史をいかした公園や記念碑の整備計画、子育て施設の建設計画なども目白押しだ。  

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 嶋地区のほぼ中央にある3・4ヘクタールの緑の空間が「嶋遺跡」。1961年の土地改良工事の際に発見された東北を代表する古墳時代の集落跡で、木製の農機具や大量の炭化米が確認されるなど、水の便に恵まれ稲作が盛んに行われていたことをうかがわせている。66年には中心部の24アールが国指定史跡になった。
 山形市では3・4ヘクタール全体を「嶋遺跡公園」と名づけた地区公園として活用する計画だ。今年度中に着工し、遊具広場や陶芸広場、ジョキングコースなどを整備して12年度の完成を目指している。
特集☆嶋 〜yamagata 2010.4 SHIMA〜

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 山形市はまた、10年度予算で嶋遺跡公園の南西部に屋内型幼児遊戯施設を建設する事業を盛り込んだ。雨天や冬季でも子どもが遊べる環境を整えるのが目的で、延床面積は約2000平方メートルと県内最大規模。来年3月までに基本設計と実施設計を詰め、11年度に着工、12年度の完成を予定している。

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 さらに嶋遺跡公園内では区画整理組合が高さ15メートルのステンレス製の記念碑を建設する計画を進めている。記念碑は遺跡から出土した土器を造形したもので、「大地の鼓動」「水の音」「風の音」などを形に託す予定という。周囲には土器を想定した20の椅子も設置する予定。
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 07年から国土交通省の新世代下水道支援事業に採択されて整備が始まり、今年3月に完成したのが「嶋堰せせらぎ緑道」。古くから農業用排水路として利用されてきた嶋堰をいかし、緑とせせらぎのある親水空間を目指した総延長680メートルの水路だ。閑静な住宅街を流れる水音が癒しも運んでくれる。