徹底して山形に密着したフリーペーパー

JR東日本・山形駅長 佐々木 俊倫 氏

2007年5月25日
佐々木 俊倫(ささき・としみち) 1955年(昭和30年)、宮城県小牛田町(現在の美里町)生まれ。73年、石巻高校卒業後、日本国有鉄道へ。国鉄勤務のかたわら中央鉄道学園大学で学び、79年に同大卒業。JR東日本東北地域本社の人事部、総務部などの勤務を経て98年にJR仙台駅副駅長、2001年にJR新庄駅駅長に就任。06年6月から現職。51歳。
JR東日本・山形駅長 佐々木 俊倫 氏

グループで応援 地元の熱い思い――

――前任の若生さん(若生善尚・現JR盛岡支社営業部長)もそうでしたけど、ホストっぽいタイプが山形駅長の条件なんですか(笑)
 「アー、ハッ、ハッー(大笑)。実際、よく言われますよ、夜の街が似合いそうだって。実は真面目な仕事人間なんだけどなあ(苦笑)。あと、俳優の渡辺謙に似てるとかって。似てます?」

「つばさ」、地域振興に15年

――話題変えましょう(笑)。山形新幹線が15周年を迎えます。
 「(居ずまいを正して)発足20周年を迎えたJR東日本グループにとって今年は各線開業の節目の年で、東北本線が120周年、仙山線が70周年、東北新幹線は25周年です」
 「おかげさまでこの間、地域の皆様に支えられ、山形新幹線『つばさ』もたくさんのお客様にご利用いただきました」
 「1982年(昭和57年)に太平洋側の東北新幹線が開通したことで、日本海側に位置する山形などの危機感が強まった。この危機感をバネに行政や観光 業界などが熱心に新幹線誘致活動を繰り広げ、山形をPRしていったことが開業に結びついたと思います」
 「観光資源の発掘という山形の積み重ねと、山形新幹線の15年の歩みは切っても切り離せない」
  
好調な「やまがた花回廊」

――置賜地方や上山市と連携した観光キャンペーンを展開中ですね。
 「4月からスタートした『やまがた花回廊キャンペーン』は6月末まで。当該地区の観光資源を発掘し、全国からの誘客を図ろうという山形では初の試みで、4月の観光客数は84万人と前年比15%アップしています」
 
直江兼続もフォローに
 
 「放映中のNHK大河ドラマ『風林火山』の人気や、二年後の大河ドラマの主人公に山形ゆかりの武将・直江兼続が決定したこともあり、キャンペーンにとどまらず、これからの山形全体にフォローの風が吹くと期待しています」

観光資源、全国に発信

――観光振興で果たすJRグループの威力は凄いですね。
 「山形に限らず、全国いたるところに隠れた観光資源や、そこに熱い思いを寄せる人たちの胎動がある。それらを掘り起こし、全国に向け発信していくことがJRグループの役割です。地域おこしに向けて地元の人たちと一緒に汗を流していくことにロマンを感じます」
 「学生時代は空手部ですよ。燃えるんです。話せばわかってもらえるんですけど、ホストじゃないでしょ(笑)」