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考えてみませんか お金のこと/「貯蓄」と「投資」

2010年5月14日
 古今東西を問わず資産運用は万人のテーマ。その方法は「貯蓄」と「投資」に大別されます。

堅実なら貯蓄

 貯蓄とは銀行への預金や郵便局への貯金のことです。今は低金利時代ですので利息や利子はわずかですが、預けたお金(元本)が減ることは銀行や郵便局が破綻しない限りありません。
 2002年に解禁されたペイオフ(預金などの払戻保証額を元本1000万円とその利息までとする措置)も適用されたケースはゼロです。

攻めるなら投資

 投資は株や債権、不動産などを買って値上がり益を期待する行為です。大きく儲かることもありますが、極端なケースでは持っていた企業の株が倒産などで紙くず同然、つまりタダになってしまうこともあります。
 さらには株式の信用取引や商品先物取引などで当初に投資した金額以上の損失を被るケースもないとはいえません。

考えてみませんか お金のこと/「貯蓄」と「投資」

状況により選別 

 資産運用という目的は同じでも貯蓄と投資とは異なります。どちらが有利かは時代により、人により、また同じ人によってもその時に置かれている状況により違ってきます。
 ただ今の時代はといえば、経済が右肩上がりだったころとは環境が様変わりし、年功序列で給料が上がり、リタイヤした後は退職金と預貯金と年金だけで豊かな老後を過ごすことなど不可能に近くなっています。
 
今の時代は?

 それだけに、定年になって老後資金ができてから初めて投資するのではなく、若いうちから投資の勉強をしておいた方がいいと私は考えます。
 少しの額でも身銭を切って実践することで世の中のお金の動きや経済に敏感になり、どんな方法が自分にあっているかが分かってくるものです。
 一度に大金を投じるのではなく、少額ずつ、息長く続けることがポイントです。
 
目的を明確に

 忘れてならないのは絶対に減らせないお金とリスクをとって運用してもいいお金とを区別すること。何のために貯め何のために増やすかを明確にし、長いスパンで資産運用の全体像を捉えましょう。


考えてみませんか お金のこと/「貯蓄」と「投資」
旭会計事務所
ファイナンシャルプランナー
井上 日登美