ドトール、生鮮市場が閉店/山形市七日町 通行量減少が響く
2010年3月26日
山形市七日町1のYT梅月館1階「ドトールコーヒーショップ山形七日町店」と、七日町2のナナビーンズ1階「ナナビーンズ生鮮市場」がともに3月31日で閉店する。いずれも客足の減少に伴う売上高の低迷が理由で、かつて「七日町商店街」のアーチがかかっていた七日町交差点の角地から1階の2テナントが抜けることになる。

ドトール山形七日町店のオープンは1998年3月。県内に10店あるドトールの中では97年4月開店の山形十日町店に次ぐ歴史を持ち、当初は月間500万円の売上高を確保していたという。
だが2年後の2000年に七日町通りをはさんで向かい合っていた山形松坂屋が閉店、04年には同じ街区にあった商業ビル「CoCo21」も閉店するなど七日町の歩行者通行量の減少に歯止めがかからず、客足も減る一方だったという。
だが2年後の2000年に七日町通りをはさんで向かい合っていた山形松坂屋が閉店、04年には同じ街区にあった商業ビル「CoCo21」も閉店するなど七日町の歩行者通行量の減少に歯止めがかからず、客足も減る一方だったという。

山形松坂屋を引き継いだナナビーンズ1階に「生鮮市場」がオープンしたのは06年9月。食品スーパーのヤマザワが入居していたCoCo21閉店後、周辺に競合店がないことに着目した長井市のあやめ企画が運営していたが、やはり歩行者通行量の減少から当初から苦戦が続いていた。
あやめ企画の撤退で生鮮3品と日配品の売り場はなくなるが、惣菜を扱う「ごちそう市場」だけは4月以降も営業を継続する。
あやめ企画の撤退で生鮮3品と日配品の売り場はなくなるが、惣菜を扱う「ごちそう市場」だけは4月以降も営業を継続する。