徹底して山形に密着したフリーペーパー

<荒井幸博のシネマつれづれ> ボーイズ・オン・ザ・ラン

2010年3月26日
峯田和伸(山辺町出身)が出色
 田西敏行は零細企業で働くモテないサラリーマン。同僚の植村ちはるに恋心を抱きながらも行動は起こせない。ある日、仕事先で出会ったライバル会社のイケメン営業マンの手ほどきを受けてちはるとの距離は縮まるのだが、致命的なことをやらかしてしまう——。
<荒井幸博のシネマつれづれ> ボーイズ・オン・ザ・ラン

人気コミックを映画化

 ビッグコミックスピリッツで連載された人気漫画の映画化で、田西を演じるのは山辺町出身でロックバンド「銀杏BOYZ」のギター&ボーカル峯田和伸。もともと原作のファンだったという峯田、惚れた女のためなりふり構わず突進して行く田西はハマリ役。「感受性豊かで色んな顔を持っている。演技をしているてらいが全くなく、嘘がないからそれがいいんです。」と三浦大輔監督も評価している。
 
ベテラン俳優も降参

 共演のベテラン俳優、小林薫さんも「峯田君は芝居がうまいわけじゃないけど、言葉にできないような参ったなという感じがある。尊敬しちゃいました」と絶賛する。

<荒井幸博のシネマつれづれ> ボーイズ・オン・ザ・ラン

演作品相次ぐ

 俳優として進境著しい峯田の活躍ぶりは以前に本欄でも取り上げた。2003年「アイデン&ティティ」で主演を務めた後は音楽活動に専念していたが、07年「グミ・チョコレート・パイン」、09年「少年メリケンサック」「USB」「色即ぜねれいしょん」と出演作が続いての本作。
 
耳に残る挿入歌

 もっともっと峯田の出演作が観たいと思うのは私だけ? 「ボーイズ・オン・ザ・ラン」の劇中で峯田が唄う「夢をあきらめないで」が耳に残って離れませんよ。


<荒井幸博のシネマつれづれ> ボーイズ・オン・ザ・ラン
荒井幸博(あらい・ゆきひろ)

1957年、山形市生まれ。シネマ・パーソナリティーとして数多くの地元メディアで活躍、映画ファンのすそ野拡大に奮闘中。