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ガンバレ!J1モンテディオ山形

2010年3月26日
 Jリーグ開幕から遅れること2週間、「NDソフトスタジアム山形」でも21日、ホーム初戦が行われました。
 対戦相手はJリーグ屈指の観客動員力を誇る浦和レッズ。当日は悪天候に見舞われ2万人越えは実現しませんでしたが、それでも1万9000人が白熱したゲームを楽しみました。
ガンバレ!J1モンテディオ山形
 試合は前半先制されたモンテが粘りをみせ、後半にセットプレーから追いつきました。これまでのモンテの唯一の得点である湘南戦の1点は相手選手が自分たちのゴールに入れてしまうオウンゴールだったため、今季初の自力ゴールです。
 そのゴールを決めたのは主将の宮沢克行選手。かつて浦和に所属していたこともあって、古巣への恩返しゴール。宮沢選手がプレーと精神面の両方でチームを引っ張る大黒柱であることは誰も否定しないでしょう。
ガンバレ!J1モンテディオ山形
 その宮沢選手、明大から浦和に加入してからの2シーズンは数試合しか出場できないという不遇の時期を過ごしました。浦和がJ2からJ1復帰を決めた時に戦力外通告を受け、アルビレックス新潟を経てモンテの一員に。そのモンテをキャプテンとしてJ1昇格に導き、そして今、かつて在籍した浦和とJ1の舞台で対戦しているのです。
 やまコミの「編集長インタビュー」でも以前に紹介されていますが、小中学校では生徒会長、明大サッカー部でもキャプテンを務めるなどリーダーシップでは定評のある宮沢選手。チームメートやサポーター、マスコミへの気配りする姿からは、人知れず苦労を重ねてきた人が醸(かも)し出す空気が感じられます。

ガンバレ!J1モンテディオ山形
佐藤 円(さとう・まどか)
1968年、山形県鶴岡市生まれ。ウェブサイト「J's GOAL」やサッカー専門紙「EL GOLAZO」等でモンテディオ山形担当ライターとして活動中。