徹底して山形に密着したフリーペーパー

山形市の寺町 春彼岸で大勢が墓参りに

2010年3月26日
 春の彼岸明けを翌日に控えた23日、山形市の七日町から緑町にまたがる通称・寺町の各寺院では平日にもかかわらず墓参りに訪れる人の姿が目立った。
山形市の寺町 春彼岸で大勢が墓参りに
 この日の山形市は気圧の谷の影響で雲が多かったが、時おり晴れ間も広がって最高気温が10度を超えるポカポカ陽気。緑町の淨善寺にはこの日だけで檀家ら200人以上が訪れ、一時は駐車場待ちの車が並ぶ光景も見られた。
 350年以上前から同寺が菩提寺という上町在住の高橋一雄さん(76)一家も先祖代々の墓の前に集まり、周辺の草むしりや墓石の掃除をすませたうえで仏花や線香を供え、最後に先祖の供養を念じて全員で手を合わせた。「春彼岸らしい天気でよかった。やはり心が落ち着きますね」と高橋さん。
 住職の松澤了弘さん(74)は、「都市部を中心にお彼岸やお盆の風習は薄らいでいく傾向があるが、祖先を敬う気持ちは自分や他人の命を大切にする気持ちにも通じる。この伝統文化は後世に長く引き継いでいきたい」と話している。