徹底して山形に密着したフリーペーパー

山王くらぶ(酒田市)で展示中の「傘福」/あでやかさで観光客を魅了

2010年3月12日
 酒田市に古くから伝わるつるし飾り「傘福」が同市日吉町2の旧料亭「山王くらぶ」で展示され、あでやかさで訪れた市民や観光客の目をクギづけにしている。
山王くらぶ(酒田市)で展示中の「傘福」/あでやかさで観光客を魅了
 傘福は布と綿を使って動物や食物などを表現した和細工を傘につるす伝統行事。起源は江戸時代に京都から北前船で運ばれてきた文化を豪商の本間家が模した「亀笠鉾」とされ、桃の節句などの祝い事の際に子どもの健やかな成長を願って寺院などに奉納されてきた。
 会場で展示されているのは地元の女性ボランティアが手作業で縫った1万個以上の飾り物をつるした70基もの傘福で、中には1000個近い飾り物をつるした高さ2メートルを超す巨大傘福も。
 山形市から訪れた伊藤和江さん(58)は「可愛らしい一つひとつの和細工が集合体になることで豪華に。この妙が素晴らしい」と興奮気味。
 今年は初の企画として「傘福」とともに日本3大つるし飾りとされる静岡県東伊豆町稲取の「雛のつるし飾り」、福岡県柳川市の「さげもん」も特別展示している。4月3日まで。