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考えてみませんか お金のこと/確定申告について(4)

2010年2月26日
 高齢化や医療技術の進歩などにより国民1人当たりが支払う医療費は膨らむ一方で、厚生労働省の調べでは年間で27万円に達するそうです。

「医療費控除」とは?

 一定額以上の医療費を支払った場合は「医療費控除」の手続きをすれば税金の還付が受けられます。この手続きは会社の年末調整ではできず、原則として医療費の領収証を添付して確定申告が必要になります。
 医療費控除の仕組みは自分や家族のために1年間に払った医療費に対し、次の式で求める金額をその年の所得から差し引き、所得税の減免を受けるというものです。

 医療費控除額(最高200万円)=実際に支払った医療費の合計額−保険金などで補てんされる金額−10万円(年間の総所得金額等が200万円未満の場合は総所得金額等5%の金額)

 ところで、最近では医療費の支払いの際にクレジットカードを使う人も増えているとか。

カード払いの場合は?

 医療費控除は「支払った費用」が対象ですが、では年末にカードで医療費を支払い、翌年になって預金口座から引き落とされた場合はどちらの年で医療費控除が受けられるのでしょうか?
 正解はカードで支払手続をした年の医療費として扱われます。カードで手続をした時点でカード会社があなたに代わって医療費を支払ったことになり、口座から代金が引き落とされた時はあなたがカード会社への支払義務を果たしたことにすぎないとみなされます。
 
明細書は保管が必要

 なお、カード払いをした場合には申告時に必要な領収証が発行されない場合がありますが、この場合はカード決済の明細書が代わりとなりますので大事に保管しておきましょう。


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旭会計事務所
ファイナンシャルプランナー 齋藤 美穂