徹底して山形に密着したフリーペーパー

酒井製麺所 代表 酒井 政輔 氏

2010年2月26日
酒井 政輔(さかい・まさすけ) 1942年(昭和17年)山形市生まれ。山形南高から明治大学経営学部に進み、卒業後に帰郷して30年創業の実家「酒井製麺所」へ。2002年に4代目社長に就任。山形県製麺協同組合副理事長も務める。68歳。
酒井製麺所 代表 酒井 政輔 氏

麺づくり80余年
   技術と品質には自信——

——下段の広告に絡(から)んで「ゆきちから」の話題で伺(うかが)ったんですが、思わぬ展開に(苦笑)

そばがこんにゃくと合体

 「こんにゃくそばの話かえ? だからよ、あれはよ、『丹野こんにゃく』のオヤジさんが練ったこんにゃく持ってきて、これでソバでも作ってくれってところから始まったんだな。でも、なかなかうまくいかなくって、できるまで半年以上かかったっけね。20年以上も前の話さ」
 「それで出来あがったのがこれよ。でも田舎そばが主流の山形では絶対にウケないと思って一般の小売りはせず、丹野こんにゃくで売ってた程度。それが偶然に三越のバイヤーの目に留まったっけの」
——それから?
 「三越で置いてくれるようになり、おまけに通販番組でもとりあげてくれたもんだから、もう大変。東京や大阪の他の百貨店からも注文が舞い込み、いっぺんに全国区になったわけよ(笑)」  

味、自分的には「?」

——そんなに美味いんですか?
 「そのへんがよ、自分としては何ともいえないんだなあ(苦笑)。ただ口あたりが良くてツルツル感があるのは確かだ。都会人にはそのへんがウケてるみたいだね」
——著名人にもファンが多いとか。
 「上沼恵美子さんが関西のテレビ番組で何回も紹介してくれてんだな。コシがあって喉(のど)ごしが良くて市販されてる麺の中で1番だって」
——あの「関西の女帝」がねえ。
 
女帝、教授も推奨

 「去年の春には『はなまるマーケット』で坂本龍一さんもお気に入りのそばとして紹介してくれた。なんでもニューヨークに空輸してもらって食べてるんだと」
——あの「教授」までがねえ。かねて知りたかったんですけど、「はなまる」で紹介される時って事前にタレントにお金とか払うものなんですかね?
 「うちは1銭も払ってない。だけど去年末には『はなまる』で紹介された商品のベスト10が発表になって、こんにゃくそばは5位だったのよ」
 
山形でもヒットの予感

——ビックリですけど、そのあたりの話、山形のほとんどの人は知らないと思いますよ。
 「んだなあ」
——でもうちの新聞、少なくとも山形市だとほとんどの人が見てるから、これ出たら大変なことになると思いますよ。
 「んだべかなあ」