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考えてみませんか お金のこと/確定申告について(3)

2010年2月12日
 去年は「定額給付金」が話題になりました。

去年話題の定額給付金

 定額給付金は生活支援と地域経済の活性化を目的に1人につき1万2千円、65歳以上および18歳以下の人には2万円が支給されました。総務省の集計では昨年末時点で給付金を受け取った世帯は全国で給付対象世帯の97・7%、山形県は99・2%で全国1位!貯蓄率が高くて倹約を旨(むね)とする県民性が裏付けられたともいえます。
 
課税対象にはならず

 この定額給付金、金銭を受け取るという意味では「収入」ですが、果たして税金はかかるのでしょうか? 原則としては今回のように国の負担で市町村が給付したとしても「一時所得」として課税対象になります。ただ家計への支援給付金は平成21年度税制改正で非課税になりました。

考えてみませんか お金のこと/確定申告について(3)

地域振興券は課税
 
 生活対策が目的なので非課税が当然だという感じもしますが、同様の趣旨で平成11年に実施された「地域振興券」は一時所得扱いで課税されています。一時所得は「総収入金額」から「収入を得るために支出した金額」と「特別控除額(最高50万円)」を引いた所得の2分の1が課税対象ですから、当時は保険満期金など他の一時所得と合わせて総額が50万円を超えれば確定申告が必要でした。
 
そもそも一時所得とは?

 そもそも一時所得とは営利を目的とする継続的行為から生じた所得以外の所得で、労務や役務の対価としての性質や資産の譲渡による対価としての性質を有しない一時的な所得を指します。誤解を恐れずに言えば「ラッキーで手に入ったおカネ」といったところでしょうか。
 
万馬券も確定申告

 一時所得には懸賞や福引きの賞金、競馬や競輪の払戻金、生命保険の一時金、損害保険の満期返戻金、遺失物拾得者の受ける報労金などが該当します。競馬で万馬券を当てたりして大金を手に入れた時、経費(当たり馬券代)と特別控除額(50万円)を引いても所得が残る場合は確定申告の必要があります。

 

考えてみませんか お金のこと/確定申告について(3)
旭会計事務所
ファイナンシャルプランナー 齋藤 美穂