徹底して山形に密着したフリーペーパー

考えてみませんか お金のこと/初心者のための為替〜外貨預金〜

2009年11月13日
 毎日のニュースで為替レートが報道されます。円高になれば輸入するブランド品が安くなったり、円安になれば自動車などの輸出が減って山形の関連企業が打撃を受けたりと、為替は経済に大きな影響を及ぼします。

円高・円安のメカニズム
 
 日本の通貨はご存知の通り「円」です。同様に米国は「ドル」、イギリスは「ポンド」、ドイツは「マルク」、中国は「元」です。これらの通貨間の為替レートは常に変動します。
 例えば1ドル=90円なら90円で1ドルと交換できるということです。次の日に1ドル=80円になったとすれば10円分だけ円の価値が上がったことになり、円高に動いたということになります。

考えてみませんか お金のこと/初心者のための為替〜外貨預金〜

リスクが大きいFX取引

 この為替レートの変動そのものを対象にした金融商品に最近話題の外国為替証拠金取引(FX)があります。手持ち資金が少なくても大きな取引が出来るのが特徴ですが、それだけにリスクも大きく、忙しい人や為替の初心者にはお勧めできません。
 
初心者にも安心なのは?

 忙しい人や初心者にも比較的安心なのが銀行で扱っている外貨預金。外貨普通預金の仕組みは普通の預金と同じで、違いは円を預金するのではなく外貨を預金することだけです。銀行に持っていくのは円でもOK。銀行で円と外貨を交換し、普通預金に預けます。
 円高の時に預けて円安の時におろせば円は増えます。1ドル=90円の時に1000ドル預けると9万円ですが、1ドル=100円の時に1000ドルおろせば10万円になり、1万円の差益が手に入ります。
 逆に円高が進めば損が出ますが、そんな時はおろさないで様子をみていればいいのです。同じ日でも入れる時と出す時で為替レートは違います。
 
取引は銀行の窓口で

 取引する時の注意点は(1)出し入れは銀行の窓口まで行く必要がある(2)預ける時は円高の時、下ろす時は円安の時にのみ利益が出る(3)使う予定のない資金を充てる(4)預金保険の対象外なので、その銀行が万が一倒産しても外貨預金は保証されない——などです。


考えてみませんか お金のこと/初心者のための為替〜外貨預金〜

ファイナンシャルプランナー
加藤 和弘(かとう・かずひろ)