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考えてみませんか お金のこと/人生の各ステージで必要に

2009年6月12日
 今回から誰もが関心のある「お金」のあれこれをFP(ファイナンシャルプランナー)の立場からお話ししたいと思います。皆さんの中には「FPって何」と思われる方もおられるでしょう。
考えてみませんか お金のこと/人生の各ステージで必要に

そもそもFPとは?

 皆さんは生まれてから死ぬまで人生のすべてのステージでお金と関わります。その関わり方がわからなかったり迷ったりした時に相談に乗るのがFPです。
 皆さんはお金を預けたり借りたりする時は銀行をお使いになりますよね。同様に増やしたい時は証券会社、保険のことは生命保険会社や損害保険会社、年金なら社会保険労務士や社会保険事務所といったイメージを持たれると思います。

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何でも相談医

 ではこのような人たちとFPはどこが違うのでしょうか。分かりやすく例えれば、先に挙げた銀行〜は病院の専門医です。具合の悪いところがはっきりしている人が訪れます。
 これに対してFPは何でも相談医。どこか具合が悪い感じがするけど原因が分からない人、自覚はないけど悪いところがあるか聞きたい人などが対象です。

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就職して本格的つき合い

 人生のステージとお金とのつき合いについてお話しましょう。生まれてから15歳まで本人はお金に関する決定権はほとんどなく、すべて両親や保護者が決定します。唯一「お小遣い」という収入を得てそれをどう使うかを学習するぐらいです。
 義務教育が終わった16歳からもお金の決定権は親が握っているケースが大半でしょうが、アルバイトなどで自分で収入を得る人もいるはずです。また学生生活のため親元を離れて仕送りを得ればお金の配分を学習することになります。
 高校を卒業、あるいは大学を卒業して就職する18〜22歳ぐらいからは本格的にお金と向き合うことになります。

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子育て・住宅・老後

 やがて結婚すれば2人の生活になり、1人の時と比べれば収入と支出のバランスが変わります。おおまかな将来設計を考える時です。60歳までの間に「育児・教育」「住宅」「老後」と3大事業が待っています。
 子供が生まれた時、成長とともに住宅はどうするか、子供の独立の後、夫婦の生活をどうするか、基本は収入と支出のバランスです。人生はもっと長いのですが、多くの人が普通に収入を得られる時期は60歳ごろまでではないでしょうか。それ以降をどうするかもこの20歳ぐらいから60歳ぐらいまでの40年で準備しなければなりません。
 忘れていました。いずれどんな人でも終わりがきます。人生に終止符を打つ時に相続をどうするかは難しい問題ですが、残された家族のために考えなければなりません。

はじめの一歩は家計簿

 みなさんがこれらのことを考える時、手がかりを持っていますか。今の自分がわかる資料がまず必要で、その一歩が家計簿です。次回は家計簿のお話です。


考えてみませんか お金のこと/人生の各ステージで必要に
今回のファイナンシャルプランナー
加藤 和弘(かとう・かずひろ)
1958年山形市生まれ。81年東北学院大経済学部を卒業後、大和証券投資信託販売(現在の三菱UFJ証券)入社。92年に山形にUターン、会計事務所勤務を経て2001年に「プランニングオフィス加藤」を設立。